七ツ小屋山への吊り尾根のコル付近から鋭く尖る大源太山をバックに。
鋭く尖ったこの山を初めて目にしたのは巻機山からだった。気になって調べたら「上越のマッターホルン」と呼ばれる大源太山(1589m)だということが分かった。その後、谷川岳や谷川朝日岳からも見えた。「げんた」は、方言で四角ばった木材のことを言うらしい。
08年に、今回と同じようにフェリーの前日の予備日に登ろうと、登山口まで行ったが、天気が悪くて諦めている。
今日は、周りの高い山にガスが絡んですっきりとした遠望には恵まれなかったが、なんとか天候に恵まれて登ることができた。
登山口を起点に、大源太山~七ツ小屋山~シシゴヤの頭の周回コースを回った。登山口からの登りのコースだけでは、この山の尖峰ぶりを味わうことはできない。七ツ小屋までの吊り尾根から眺めて、初めてその勇姿と対面できた。
6:30に登山口へ着いたら、すでに3台の車があった。時間かあるのでゆっくり登ったつもりたが、先行者をすべて追い抜いて、下山は一番先だった。下山してきたら、さらに2台増えていた。
7:00スタート、大源太山まで2時間15分、山頂休憩20分、七ツ小屋山まで1時間05分、下山2時間35分、13:15ゴール。結局6時間15分で周回したことになる。
登山口の手前にあったコース案内板。黄色の矢印の部分が、上杉謙信が関東へ攻め行ったときに通ったコースらしい。
半分以上登った地点から左側の大源太山と右の七ツ小屋山と対面する。
大源太山は尖峰どころか、鈍重な感じさえする。
山頂の左尾根の斜面は垂直に切れ上がった岩壁だった。
頂上に着いたら、七ツ小屋山はガスで覆われていた。
頂上かガスの絡んだ巻機山を望む。
頂上から湯沢の市街地と周りのスキー場を見下ろす。
七ツ小屋山への吊り尾根をながめる。紅葉の美しい岩場の陰が鎖場。
緊張の鎖場を下り終えて、振り返る。
吊り尾根の左側に見える谷川朝日岳。
蓬ヒュッテ分岐から大源太山と七ツ小屋山を望む。
下山後、情報で知っていた400円の公営共同浴場岩の湯へ入り、舞鶴なにわやさんお勧めの蕎麦屋中野屋へ。へぎそを食べたかったが、二人前からとのことで、天ざるにした。そばはお勧め通りに本当に美味かった。
その後、コインランドリーで洗濯をしながらブログの更新。
新潟のフェリーターミナルまで、130kmほどなので、途中の適当な道の駅で泊まることにする。