癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

も~さんの講演「土方歳三の歩いた道」

2008年12月21日 | イベント鑑賞・参加
 本日、函館市地域交流まちづくりセンター(十字街)を会場にして開催された函館まなびっとフェス2008の一環で、旅人も~さんの講演「土方歳三の歩いた道」を拝聴してきた。

 講師のも~さんとは若い頃からの知り合いで、2年前の5月に、今回の講演のベースになっている調査段階の話を直接聞いたことがある。 また、その結果を編集したCD-Rも購入した。最近は、テレビや新聞で取り上げられることが多くなり、集大成後の話を聞くのは初めてだったので、楽しみにして出掛けた。

 話の内容は、土方が鷲ノ木に上陸してから五稜郭まで、さらに五稜郭から江差まで歩いた道(昔の道)の探索と調査活動が第1部、それが判明後に実際にその道を歩いたことが第2部となっていた。

 2年前に直接聞いたときは、その調査活動の最中であり、その後の歩き旅の様子はCD-Rを見て知ってはいたが、やはり集大成したものを直接本人から聞いた方が臨場感があり、苦労も伝わって来る。

 実際にその250km以上の道を歩いたことは、薮山登山や旧道歩きなどもしている身にとっては共感できるものが多い。しかし、自分が一番感動したことは、今はもう歩かれていない消えてしまっている昔の道を歴史的文献や聞き取りをもとに、実際にそこに入っていき、自分の足でその痕跡を探し出したことである。その探求心に頭が下がる思いだ。

 今は、江差と旧大野間の箱館戦争のときの土方の歩いた道やその痕跡を探し歩いている。旧道を探すのは薮に覆われる夏より今頃か春先がいいとのことだが、これは全く同感である。

 いずれにしても、彼のバイタリティ溢れる行動力は、同じ年齢であるが、私などは足元にも及ばない。退職後、すでにキャンピングカーで日本一周、自転車でも日本一周と四国遍路、MTBでの熊野古道走破、MTB登山100座挑戦中。今度は、日本海から松本までの塩の道、松尾芭蕉の奥の細道、北海道における松浦武四郎の歩いた道の歩き旅などを考えているそうである。彼の行動から目が離せない。

そんな彼の行動がびっしり詰まっているホームページ「自遊旅」は下記である。
http://mousan.com/