癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

ご来光の櫛形山と日蓮宗霊場の七面山

2008年12月04日 | 登山・旅行
今日は、単独速攻で夜明け前から行動して2山を制した。

○櫛形山(2052m)〈ニ百名山〉
甲府盆地の西側に位置する南アルプスの前衛峰。山名は和櫛を伏せたような形に因るとのこと。頂稜部にアヤメが一面に咲く花の名山として有名らしい。

12月10日に閉鎖される池ノ茶屋林道終点登山口まで入ると標高差200mの往復1時間半ほどの山である。妻に車で待ってもらい、夜明け前の6:00にヘッドランプを点けてスタート。

あっけない往復だったが、狙っていたわけでもなかったのに、頂上へ到着したらドンピシャ富士山の左からのご来光(画像)。早起きは三文の得。さらに、これまでで最も近くで朝日に輝く南アルプスの山々を拝んだだけでも大満足。

登り、35分。下り、25分。(単独)

下山後、次の七面山を目指して2時間の移動。妻は往復7時間のコースタイムなのでパスして途中の駅からJRで時間潰しの旅に出た。

○七面山(1989m)〈ニ百名山〉
日蓮宗の霊場として有名な山で、多くの信徒が四季を通して訪れるらしい。とは言っても標高は羊蹄山より100m高く霊場まででも標高差1300mほどとかなり厳しい急登の山である。山名の由来は、山頂直下のナナイタガレの大崩落地形に因るらしい。

表参道登拝口からピストンした。この急峻な山肌によくも幅広で一定の斜度の歩きやすい広い参道を作ったものだと感心してしまう。随所にベンチがあり、途中に宿坊が3箇所。
標高1800mほどにある霊場は敬慎院といい、荘厳な山門やいくつもの立派な伽藍や宿坊が建ち並んでいる。

頂上への道は、さらにその上に続くが、直下のすざましいまでの大規模な崩壊地形に驚く。これほどの規模のものは過去に見たことがない。

頂上の展望は利かないが、途中からは富士山や南アルプスの山も見えた。昨日より暖かくてついつい長居してしまう。10数人に出会ったが、登山者は頂上の一人だけで、あとは明らかに信者とお坊さんだった。

下山後、妻と合流。温泉と道の駅を探してあちこち走る。ようやく温泉に入り、道の駅・とみざわに落ち着く。次の山は山伏だが、明日は全国的に雨模様。2回目の休足日になるだろう。