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速報! ISILの人質になっていたトラック運転手たちが解放された

2014年07月03日 | 国際
速報! 7月4日 先月イラクでIS(イスラム国)に誘拐され、約1か月、捉われていた32人のトラック運転手が解放されました。運転手たちは約1か月前、モスル市でISの戦闘員に襲われ、捉えられました。ISはまた、6月11日にモスルを制圧し、トルコ領事館のメンバー49人を誘拐しました。

 Hurriyet
 
皆さん、ほっとした顔だけど、やはりお疲れのようですね。


アフメト・ダウトオール外相は、運転手たちがアルビルのトルコ領事館に引き渡されたことを確認しました。「彼らをアンカラに運ぶための飛行機がイスタンブルを発った。医療の必要な運転手が1人いるが、その他はみな健康だ」と外相は言いました。

人質たちは早朝、解放された場所から20~30キロの、国連のマフムル・キャンプに着き、トルコ当局に引き渡されたと、アナドルニュースは報じました。運転手たちはクルド自治領の首都アルビルに向かっています。
「われわれは昨夜、初めて事態の好転を知った。わが市民たちが無事で、私がこの耳で彼らの声を聞くまで、なにも発表したくなかった」と外相は言いました。

 Sabah
 
お疲れさま! ご家族もお友だちも待っていますよ


まだ人質になっている49人のモスル領事館のメンバーたちに関しては、解放のための努力がつづいていると、外相は言いました。
運転手の1人セルダル・バイラクさんは、ドーアンニュースに応えて、「今朝、戦闘員たちに集まるように言われ、いま、イラクのクルド自治領に向かっている」と語りました。バイラクさんはまた、「みんな家族に電話して解放されたことを知らせた」と言いました。

他の運転手ヴェフビ・デミルさんは、民放CNNトルコに応えて、「車から降り、マフールヘ向かって歩いている」と言いました。
ISILのリーダーは先月、彼らの名を「イスラム国」(IS)に改めると発表しました。

「エルドアンは人質解放を自己宣伝に利用しているのでは?」とCHP

最大野党・共和人民党(CHP)のウムト・オルハン議員は先月、議会で、ダウトオール外相に、「エルドアン首相はイラクの人質を“宣伝の具”に使っているのではないか」と質問しました。「人質とエルドアン首相のショウのような会見が行われることはまちがいない」とオルハン議員は言いました。

外務省は7月2日、これを“根も葉もない醜い憶測”として声明文で否定しました。「わが国の市民の生命の安全以上に重要なものはない。わが国の国民は、わが国の行った努力をわかってくれている。国民の耳目を集め、捉われた市民の家族への特別な配慮も必要な、このような事件を、根拠のない問題にすり替えようとする言いがかりは遺憾の極みである」


続報! 運転手たちは苛酷な監禁状況を耐えた

北イラクのモスルで、イスラム国(IS)に人質にされていた32人のトルコ市民は苛酷な状況に置かれていたと、解放後、運転手の1人が語りました。

 Hurriyet
 
アルビルに着いたドライバーたち

「私たちは気温55~60度の砂漠の真ん中の密閉された場所で救助を待っていました。石の上で眠りました。風呂にも入れなかった。惨憺たる状況でした。しかし、ISの戦闘員から虐待は受けませんでした」と、トルコ人運転手のサリフ・シュレルさんはHurriyet 紙に電話で語りました。

シュレルさんたちが解放を知らされたのは、その直前だったそうです。「私たちのトラックは彼らに押収され、私たちは1台の車に詰め込まれました。最初、イラン国境の町に連れられ、その後、マフムルに来ました」

「私たちの仲間の1人ラマザンは、途中、心臓発作を起こし、マフムルから救急車でアルビルの病院へ送られました」とシュレルさんは言いました。「私たちはマフムルの警察署で審問を受けた後、トルコに帰るためにアルビル空港に送られました」


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人質のトラック運転手32人無事帰国

2014年07月03日 | 国際
7月4日 6月10日に北イラクのモスルでさらわれたトラック運転手32人が解放され、トルコのシャンルウルファ県に到着しました。
ISILは全ドライバーを解放しましたが、彼らのトラックは返しませんでした。トルコ当局は彼らの解放のために、あらゆる対策を講じました。

 Sabah
 
23日ぶりに祖国の土を踏んだドライバーたち。


イスタンブルを発ったトルコ航空機が、アルビル空港から解放された運転手たちを運んできたと、ダウトオール外相は語りました。ISILは運転手たちを最初、イラクのエルビル市にある国連のマフムル難民キャンプに連れて行き、そこでトルコ当局者が彼らを迎えたということです。

先月のトラック運転手の誘拐の翌日、ISILはモスルのトルコ領事館を襲い、オズテュルク・ユルマズ総領事、3人の子供、16人の外交官を含む49人を人質にしています。


ISILに似た旗を掲げた漁船に、リゾート地ボドゥルム騒然

 エーゲ海のリゾート地ボドゥルムの漁師さんが、イスラム国(IS)の旗に似た旗を漁船に掲げていたので、「テロリスト戦闘員募集の舟かも」という騒ぎになりました。
旗は黒地で、「アッラーのほかに神はなし。ムハンマドはアッラーの使者なり」というコーランのフレーズが書かれていたため、地元民が警察に通報しました。

 Hurriyet

漁師のオクタイ・ユルドゥスさんは、「私はボドゥルムのトルバルクの港に錨を下ろして暮らしているだけで、旗には悪い意味はありません。船は私の住居で、住民登録もしていますよ。私は船内に2部屋を造り、ガスも使えます。私は暮らすための家を造っただけで、だれにも迷惑かけていません」と言っています。

警察とボドゥルム港当局は、地元民や外国人ツーリストになにかなかったか調査を始めました。というのは、最近、イスタンブルやアンカラの郊外で、戦闘員を募集する集団がいるという情報があるからです。

イスタンブルのあるチャリティ団体も、預言者ムハンマドのスタンプと、ジハーディストのマークによく似た記章を使っていたため、あらぬ嫌疑をかけられました。


ロードス島のトルコ人がメドレッセの再オープンを要求

 ロードス島のメドレッセは42年前、ギリシャ政府が修復を理由に閉鎖し、ずっとそのままでしたが、ロードス島に住むトルコ人たちが再オープンを要求しています。メドレッセはアラビア語のマドラッサ、イスラム学院です。

 Sabah

「シュレイマニエ・メドレッセシ」という名のこのメドレッセは、オスマンの政治家フェトヒ・パシャが島民の教育のために建てたものです。しかし、1972年以来、ロードス島に住むほぼ6000人のトルコ人は、母国語で教育を受ける権利を4ギリシャ政府に取り上げられていました。

84歳のこの学校の卒業生シュレイマン・バズラムバさんは、「イスタンブルにギリシャ人の子供のための学校があるなら、ロードス島にトルコ人のための学校があって当然。私たちは学校の再オープンを望みます」と言っています。

・・・私もバズラムバさんの言うとおりと思います。


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