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黒海地方を新しい観光列車がプロモ―ション走行

2024年03月13日 | 観光
3月13日 新しい観光列車「カラエルマス急行」が、首都アンカラから北部のゾングルダク県までプロモーション・ツアーを行いました。

 Hurriyet

4月12日から正式に運行される「カラエルマス急行」が、プロ―モ―ションのための「西部黒海観光列車ツアー」を行いました。2日間の観光ツアーには、ナディル・アルパスラン文化観光相も参加しました。

観光列車には200人乗れますが、需要が多ければ、車両数を増やすそうです。旅行社は黒海ツアーのパッケージを売り出すでしょう。ツアーの乗車券代は、運輸省がこれから決めます。「カラエルマス急行」はアンカラから近隣諸都市へ1000万人のツーリストを運ぶことをめざしています。

プロモーション・ツアーに参加した人々は、黒海地方の豊かな自然と歴史、文化遺産を堪能しました。アンカラを発った観光列車は、チャンクル、カラビュク、ゾングルダクをめぐりました。乗客たちはまず、ブドウ園と古城のあるアンカラのカレジク地区を訪れ、次は塩の洞窟と博物館のあるチャンクル地区、歴史的な邸宅のあるチェルケシュ地区を訪れました。

プロモーション・ツアーの参加者たちはまた、カラビュクのサフランボル地区では、小石の敷かれた小道を散策するチャンスもありました。ユネスコの世界遺産に登録されているサフランボルには、オスマン時代の都市建築の最も美しいサンプルと言われる家並みが残っています。 

黒海岸の豊かな自然や名所旧跡に触れてみたい方は、来月12日から運行されるこの観光列車について、旅行社に聞いてみるとよいでしょう。


トルコとイラクが対テロ安全保障サミットを行う

トルコとイラク間で、北イラクのテロリストPKKを一掃するための共同の取組みが進んでいる中、3月14日、両国はバグダードで、両国の防衛相、外相、情報局長が参加して、もう一度、ハイレベルの安全保障会談を開催することになりました。

 urriyet

トルコのハカン・フィダン外相、ヤシャル・ギュレル防衛相、イブラヒム・カルン国家情報機構(MIT)長官は安全保障サミットのため、イラクへ向かうだろうと、3月13日、トルコの外務省が発表しました。「議題はテロとの戦いと、戦いを終わらせるための共同の対策になるだろう」と、外務相のオンジュ・ケチェリ報道官が言いました。

トルコとイラクはこれまでも、北イラクのPKKに対して、対テロ作戦の強化を話し合ってきました。2023年の12月には、トルコとイラクは、アンカラで最初の安全保障サミットを開催し、イラクのフアド・フッセイン外相と、タベト・ムハムマド・アルアッバシ防衛相もこれに参加しました。

12月の会談後の共同声明は、PKKを両国の脅威と言っています。トルコはこの共同声明を、イラクのPKK抹殺への意欲が強くなってきたことの現われと見ています。12月以来、フィダン外相、ギュレル防衛相、カルム情報局長官はイラクを訪れ、イラクの高官らと話し合っています。

トルコの究極の目標はテロリストPKKと、北イラクの彼らの施設を抹消することにあります。PKKは北イラクから国境を越えてトルコ領内に潜入し、トルコ軍や市民に脅威を与えています。PKKは最近の攻撃でトルコ軍兵士21人を殺害しています。

エルドアン大統領は、北イラクのPKKが引き起こすテロ問題は、この夏までに解決すると誓いました。ギュレル防衛相もトルコとイラクの協力の重要性を力説し、共同の作戦センターの設立をイラクに提案したと言っています。


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