ユーフラテス川沿いの歴史的洞窟や遺物が登録保存される

３月１４日　何千年もの文明を擁するユーフラテス川の堤には、何層にもなった洞窟が並んでいますが、この地域が公式に登録され保存されることになりました。

　Hurriyet

川の両側の岸壁に穿たれた古代の洞窟の中には、好奇心をそそられる歩道や、穴や、歴史的遺物で飾られた墓があります。新石器時代からイスラム時代まで、住民の住居だった洞窟が、アドゥヤマン博物館の職員たちの注意を惹いたのです。職員たちはこの地域を調査し、川沿いの１０キロメートル、ほぼ３０ヘクタールの地域を登録することにしました。

メフメト・アルカン博物館長とムスタファ・チェリキ副館長がリーダーになったチームは、漁船に乗って川沿いをめぐり、まだ登録されていない遺物を見つけて記録しました。

アルカン館長が、ユーフラテス川の堤に、何層にもなった洞窟が並ぶ光景について語りました。「ユーフラテス川の両側に、何層にもなったり、１層だけだったりの洞窟があって、ここはとても複雑な地域です。およそ１０キロメートルに、 古い歩道や、ＡＤ２世紀の地図にも載っている「クズリン橋」や、何層もの洞窟があります」と、彼は語り、ここは自然ツーリズムと文化ツーリズムが共存できると強調しました。

トルコ、ジョージア、アゼルバイジャンの外相がバクーで会談する

トルコ、ジョージア、アゼルバイジャンの外相が、３月１５日、バクーで三者会談を行い、地域の問題や、さまざまな分野での協力について話し合うだろうと、トルコ外務省の報道官が発表しました。

　Hurriyet

トルコ外務省のオンジュ・ケチェク報道官は、３国の外相たちはアゼルバイジャンの首都で、７回目の三者会談を行うと、３月１３日、記者会見で発表しました。アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相は、トルコのハカン・フィダン外相と、ジョージアのイリア・ダルチアシヴィリ外相を首都に迎えるでしょう。外相たちは会談後、記者会見を行うでしょう。

３人の外相は地域問題や世界の問題の他、南コーカサス諸国を、鉄道、道路、パイプラインなど、さまざまな方法でで結ぶための共同の取り組みについて話し合うでしょう。トルコは中央回廊プロジェクトを推進することによって、ヨーロッパと中央アジアをより強く結びつけたいと願っています。トルコはすでに、アゼルバイジャンの石油や天然ガスを世界市場に運ぶ主要なパイプラインを保有しています。

外相たちはまた、アゼルバイジャンとアルメニアの平和交渉と、トルコとアルメニアの正常化への取り組みについても話し合うでしょう。アゼルバイジャンは、２０２０年のアルメニアとの戦争後、 ナゴルノ・カラバフの自国の領土を確保しています。休戦はいまも続いていますが、交渉の延期によって紛争が再発する懸念はあります。

　　　「ときどきダイアリー」ヘ