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タクシムの平和的集会に警察がまた水砲

2013年06月24日 | 国内
6月23日 警察はイスタンブールのゲジ公園を一掃した1週間後の22日、タクシム広場に平和的に集まった何千人の抗議者たちに対して、また水砲を使って介入しました。

 Hurriyet
22日夜8時半頃、警察はタクシム広場に平和的に集まった群集に水砲で介入しました。抗議者たちは警察の水砲車に赤いカーネーションを置きました。


機動隊は広場から去るよう警告した後、水砲を使ってデモを散会させました。
多くの抗議者たちは警告を聞いて散りはじめ、一部の抗議者たちは広場につづくイスティクラル通りで再集合しました。
警察はイスティクラル通りから小路に逃げたデモ参加者たちに催涙ガスを使いました。広場と交差するスラセルヴィレル通りでも催涙ガスが使われたそうです。

負傷した30人ほどが、「機械工業会館」に設けられた診療所で治療を受けたと、ラディカル紙は報じました。その中の10人はゴム弾による怪我です。
9人は「イスタンブール・バー・オフィス」の診療所で手当てを受けました。4人は病院へ運ばれました。


「デモは交通妨害」と知事
イスタンブールのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事は警察の介入を正当化し、デモ参加者はタクシム広場の車の通行の妨害になると言いました。

 Hurriyet
警察はカーネーションを持った抗議者たちに水砲を発射した。


「カーネーションより公の秩序が優先します。警察が介入したは、デモがタクシーやバスの正常な通行の妨げになるからです」とムトゥル知事は言いました。

抗議者のグループ「タクシム連帯」はその日、抗議中に亡くなった4人を記念して、カーネーションを持って広場に集まるよう呼びかけたのです。
「タクシム連帯は、平和になった環境を乱すために呼びかけた。彼らのグループは約1時間、広場を封鎖した」とムトゥル知事は言っています。


エルドアン首相が派閥間の緊張を警告

エルドアン首相は今日、東部の都市エルズルムで行なわれた公正発展党(AKP)の集会で、ゲジ公園抗議を利用して、派閥抗争を起こそうとしているとして、最大野党共和人民党(CHP)を非難しました。

 Hurriyet

「派閥抗争を扇動しようとしている卑劣な人々に対して、皆さんは最大の警戒をされるようお願いします。
共和人民党(CHP)のリーダーと、彼の仲間の田舎議員は派閥抗争を起こさせようと最大の努力をしています」とエルドアン首相は言い、CHPのトゥンジェリ選出のヒュセイン・アイギュン議員を引き合いに出しました。アイギュン議員が以前、ツイッターで派閥抗争を扇動したとして、首相は非難しました。

CHPのケマル・クルチュダルオール党首もまた同じトゥンジェリの出身ですが、この県は人口の大半がイスラムの一派アレヴィです。

エルドアン首相はまた、演説中に、AKPへの支持を示すために、家にトルコ国旗を掲げるようくり返し要請しました。

ゲジ公園抗議に対抗して、エルドアン首相は、アンカラとイスタンブールでのAKPの大集会の後、金曜はカイセリ、土曜はサムスンと集会を行い、今日、最後のエルズルムで旅を終えました。


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