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ゲジ公園抗議を内務省が総決算

2013年06月22日 | 国内
6月22日 イスタンブール・ゲジ公園再開発に関する5月31日以来の騒乱中、全国で250万人がデモに参加しました。
抗議活動が起こらなかったのはバイブルトとビンギョルの2市のみ。大きな抗議活動が起こったのは79市と報告されました。

Hurriyet

この報告書によると、大半の抗議活動はイスタンブールとアンカラで行なわれました。
逮捕された抗議者は4900人。警官以外の負傷者は4000人。

激しい抗議活動がスローダウンした後、“立っている男”のような個人的な抗議行動が全国的に増えました。
58の公的建物と337の私企業が被害を受け、240台の警察車両、214台の個人の車、90台の市バス、45台の救急車が使用不能になりました。

総被害額は1億4000万リラに達しました。


抗議者を撃ったとされる警官はおそらく禁固18年

 痛ましすぎて書きたくなかった話ですが・・・。
アンカラでの抗議デモで警官隊とデモ隊の衝突のさなかに、警官アフメット・シャフバスに撃たれた抗議者エテム・サルスリュクさん(27)の頭蓋から弾丸が取り出されれば、警官シャフバスは故殺罪に問われるでしょう。
ちなみに、故殺とは、広辞苑によると、「過失からではなく、一時の激情によって生じた殺意で人を殺すこと」です。

 Sabah

アンカラでゲジ公園再開発反対のデモに加わっていたエテム・サルスリュクさんの殺害に関して、現場の映像が審査されているそうです。
サルスリュクさんの殺害に使われたと思われる警官の銃は3日前、イスタンブールの「法医学研究所」に分析調査のために送られました。

ヴェリ・ダルガル検事は目撃者の警官たちの証言を聴きはじめ、調査報告書の結果に基づいて、問題の警官の聴取を始めるようです。
撃たれた弾丸と警官の銃が一致することが判明すれば、“故殺”容疑で警官シャフバスの裁判が始まるでしょう。故殺には18年の刑が予想されます。

ダルガル検事は現場の映像をさまざまな角度から慎重に審査してきました。
最初の映像ではシャフバスは、抗議者に襲われている警官隊の中にいて、空中に銃を発射しました。

銃を発射する前に、シャフバスは抗議者の1人を脚で蹴り、その抗議者は石で警官を攻撃、警官は空中に銃を発射しようとしました。
みぞおちと腕に石が当たった警官シャフバスは、最後の弾丸を発射してしまったようです。

(この記事はアリエ・チェティンカヤ氏の記事の翻訳を要約したものです。)


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