4月16日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、トルコを公式訪問する前に、全同盟国にトルコへの支援を要請しました。
Hurriyet
「トルコはNATOにとって重要だが、NATOもトルコにとって重要だ。同盟は全体のための1国、1国のための全体という原則を基本にしている。私は同盟国に、トルコをさらに支援するよう要請する」と、ストルテンベルグ事務総長は、ブリュッセルのNATO本部で、アナドル通信のインタビューに応えて語りました。
「私はアンカラ訪問を大いに期待している。トルコは戦略的位置だけでなく、多くの理由から高く評価される、重要な同盟国である。だから、トルコのリーダーたちと、サミットの準備のために話し合うことが重要だ。サミットで、われわれは、厳しい安全保障環境にいかにしてNATOを適合させていくか、というような問題を討議するだろう」と事務総長は言いました。
われわれはさまざまの方法でトルコを支援すると、彼は言いました。「われわれはミサイル発射装置を配備して、トルコの空の防衛を強固にした。イタリアとスペインに、パトリオット・ミサイルとSAMP-Tを配備させた。NATOはAWACS機(早期警戒管制機)で、トルコ上空の監視飛行を行っている」と、ストルテンベルグ事務総長は言い、東地中海のNATO海軍も増強したと付言しました。
NATOの使命に対するトルコの貢献
ストルテンベルグ事務総長は、NATOの安全保障におけるトルコの貢献を賞賛しました。「たとえば、アフガニスタンやコソヴォなど、NATOのさまざまな使命と作戦において、トルコの少なからざる貢献に感謝する」と事務総長は言いました。「トルコがアフリンの作戦と人道支援について、NATOに何度も説明してくれたことを、われわれは歓迎している」
「私はアンカラ訪問を大いに期待している。トルコは戦略的位置だけでなく、多くの理由から高く評価される、重要な同盟国である。だから、トルコのリーダーたちと、サミットの準備のために話し合うことが重要だ。サミットで、われわれは、厳しい安全保障環境にいかにしてNATOを適合させていくか、というような問題を討議するだろう」と事務総長は言いました。
われわれはさまざまの方法でトルコを支援すると、彼は言いました。「われわれはミサイル発射装置を配備して、トルコの空の防衛を強固にした。イタリアとスペインに、パトリオット・ミサイルとSAMP-Tを配備させた。NATOはAWACS機(早期警戒管制機)で、トルコ上空の監視飛行を行っている」と、ストルテンベルグ事務総長は言い、東地中海のNATO海軍も増強したと付言しました。
NATOの使命に対するトルコの貢献
ストルテンベルグ事務総長は、NATOの安全保障におけるトルコの貢献を賞賛しました。「たとえば、アフガニスタンやコソヴォなど、NATOのさまざまな使命と作戦において、トルコの少なからざる貢献に感謝する」と事務総長は言いました。「トルコがアフリンの作戦と人道支援について、NATOに何度も説明してくれたことを、われわれは歓迎している」
トルコ軍とFSAがアフリンでYPGの地下基地を発見
シリアのアフリンで、YPG(人民防衛隊)の戦闘員が使っていた巨大な地下基地が発見されたと、4月15日、アナドル通信が報じました。
Hurriyet
地下室は1000人くらい収容できます。トルコ軍とFSA(シリア自由軍)がこの地域を点検中に発見しました。地下10メートルに造られた基地は、アフリン周辺の山中の森林で見つかりました。基地は特殊な重機を使って築かれ、木々に蔽われているため、ドローンで発見するのも難しいと思われます。
地下室には100~120メートル通路があります。報道によると、通路の奥には、会議室、複数の個室、浴室、トイレ、非常口などがありました。
トルコは1月20日、シリア・北西部アフリンから、YPG(人民防衛隊)を一掃するために「オリーブの枝作戦」を開始しました。3月18日、トルコ軍とFSAはアフリンの完全制覇を宣しました。
地下室には100~120メートル通路があります。報道によると、通路の奥には、会議室、複数の個室、浴室、トイレ、非常口などがありました。
トルコは1月20日、シリア・北西部アフリンから、YPG(人民防衛隊)を一掃するために「オリーブの枝作戦」を開始しました。3月18日、トルコ軍とFSAはアフリンの完全制覇を宣しました。
エルドアン大統領が仏露首脳とシリアについて電話会談
エルドアン大統領が、4月14日、フランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領と、個別に電話で話したと、アナドル通信が報じました。
Hurriyet
エルドアン大統領は、フランスとロシアのリーダーと、シリアのアサド政権に対するアメリカ主導の空爆および中東問題について話し合いました。エルドアン大統領は「シリア危機を解決するためには、フランスとロシアが協力して、シリアの緊張を加速させないことが重要だ」と力説しました。フランス大統領は、最近のアメリカ主導のシリア空爆について、エルドアン大統領と情報交換しました。
エルドアン大統領は、アサド政権に化学兵器使用を止めさせるべきだと強調し、シリアに平和をもたらすためには政治的解決が必要だと力説しました。エルドアン大統領とプーチン大統領は、電話会談で、シリア危機を解決するために協力をつづけることを確認し、相互関係と中東問題に関して、緊密なコンタクトを取りつづけることで合意しました。この電話の前に、エルドアン大統領はイギリスのメイ首相とも話しています。
4月14日朝、アメリカ、イギリス、フランスは、シリアのアサド政権の化学兵器施設の空爆を始めました。空爆は、アサド政権がシリアのドゥーマで化学兵器攻撃を行ったとして告発されたためとされます。ドゥーマの化学攻撃では、78人が死亡し、何百人もが負傷しました。
エルドアン大統領は、アサド政権に化学兵器使用を止めさせるべきだと強調し、シリアに平和をもたらすためには政治的解決が必要だと力説しました。エルドアン大統領とプーチン大統領は、電話会談で、シリア危機を解決するために協力をつづけることを確認し、相互関係と中東問題に関して、緊密なコンタクトを取りつづけることで合意しました。この電話の前に、エルドアン大統領はイギリスのメイ首相とも話しています。
4月14日朝、アメリカ、イギリス、フランスは、シリアのアサド政権の化学兵器施設の空爆を始めました。空爆は、アサド政権がシリアのドゥーマで化学兵器攻撃を行ったとして告発されたためとされます。ドゥーマの化学攻撃では、78人が死亡し、何百人もが負傷しました。
「ときどきダイアリー」ヘ