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エーゲ海の小島に立てられたギリシャ国旗をトルコが撤去

2018年04月16日 | 国際
4月17日 エーゲ海の小島、カルダル島に立てられたギリシャ国旗を、トルコが撤去したと、トルコのユルドゥルム首相は言い、両国間の緊張をエスカレートさせる挑発的な行為を控えるよう、ギリシャを促しました。

 Hurriyet

「トルコのリゾート地ディディムの沖合の無人の小島に、ギリシャの旗が立てられた。わが国の沿岸警備隊が、この旗を撤去した」と、ユルドゥルム首相は、4月16日、イスタンブルで記者団に語りました。首相は、国旗がいつ撤去されたかなど、問題の詳細については語りませんでした。

「わが国は、ギリシャに、よき隣人の関係を逸脱しないように、また、緊張をエスカレートさせる挑発をしないように勧告する」と、首相は言いました。「ギリシャの最近の挑発的な行動のために、エーゲ海の緊張がふたたび高まってきた」

「わが国の統治権に関して、われわれが譲歩することはない。わが国は事実上の介入に対しては、必要な応酬をする決意でいる」と首相は言いました。トルコとギリシャはエーゲ海に端を発する、さまざまな問題で不和がつづいてきました。両国間の国境に関しては合意がなく、両国はしばしば島の領有権に関して争ってきました。最大の緊張は、1990年代中頃、無人のカルダル島の領有権をめぐって起こりました。いま、この島に関して、両国の熱い紛争が起ころうとしています。


イギリスの保険会社が歴史的邸宅の損害をカバーする

イスタンブルのボスフォラス海峡を通行中の船が、水辺の歴史的邸宅、ヘキムバシュ・サリフ・エフェンディ・ヤルスに突っ込んで、邸宅にひどい損傷を与えましたが、イギリスの保険会社が損害をカバーするそうです。(4月11日の頁参照)

 Hurriyet

船の押収令状は5000万ドルの費用を裁定し、マルタ船籍のタンカー「ヴィタスピリト」号は現在、動かすことを禁じられています。3000トン以上の船はすべて、環境や他者の資産に与えた損害をカバーするP&I (船主責任保険)という保険に入ることが義務づけられています。従って、今回の事件の場合は、P&Iが介入し、損害をカバーします。ヴィタスプリト号は「英国P&Iクラブ」という世界第2の海上保険会社に入っていました。

この船のP&I保険の補償額は10億ドルですから、邸宅の損害額はすべて「英国P&Iクラブ」によってカバーされるでしょう。同社はすでに、邸宅のダメージの査定のためにトルコの会社と、また押収令状に関して法律会社とコンタクトを取っているそうです。第1段階で、同社は5000万ドルを支払い、タンカーは航行をつづけることになるでしょう。その後、ダメージの査定が行なわれ、所有者らと交渉が始まるでしょう。

ボスフォラス海峡は世界で最も交通量の多い航路のひとつです。2017年には42,000隻の戦艦や商船が海峡を通行しました。

・・・歴史ある優雅な邸宅をこんなにしちゃうなんて、お金ですむ話ではありませんね。


白いアザラシがリゾート地ボドゥルムに出現

トルコ西部のリゾート地ボドゥルムで、トルコ調査・救助協会(AKUT)が、珍しい白いアザラシを見つけました。

 Hurriyet

体長2.5メートルの白いアザラシは、トルバ湾近くの養魚場で発見されました。養魚場の作業員たちは白いアラシを救助することができず、環境・森林省の自然保護部とAKUTに通報しました。AKUTの8人のチームが白いアザラシを救出し、けがをしていないことを確認した後、自然の生息地に返してやったと、12日、アナドル通信が報じました。


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