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女性沿岸警備隊員の喜びと悲しみ

2019年08月15日 | 国内
8月15日 「沿岸警備隊員は、日々の仕事の中で、不法移民の流入を憂い、溺れる移民の子供を救ったときは誇らしく、移民の溺死体に接したときは悲しく思っている」と、イスタンブルの沖合で任務に就いている女性隊員たちは言いました。

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「捜索と救助が問題なく終わったときは、大きな幸せを感じ、救った人々と話し合い、喜びを分かち合います。海で溺れている人、とくに赤ちゃんや子供を救ったときは無上の喜びを感じます。彼らを抱きしめ、喜びに涙します」と、沿岸警備隊のエスラ・チャムケルテン中尉は、8月14日、ヒュリエット紙に語りました。

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「反対に、救えなかった人の遺体を見るのは悲しいことです。赤ちゃんや子供の遺体は見るに堪えません」と彼女は付言しました。

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犠牲者の遺体を親族に返すことも、警備隊の仕事のうちです。「私たちは出航する前に、遺体に出会わないように祈ります」と、以前は商船の乗組員だったチャムケルテン中尉は言いました。


犠牲祭中の交通事故が50人の命を奪った


今年の犠牲祭中に、トルコ全国で50人が交通事故で命を落としたと、内務省が言いました。

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犠牲祭の初日の8月11日から、最後の日の14日までの4日間に、45件の事故が、国内33県で起こりました。警官11万6236人、バス旅行をモニターする要員360人、警察と憲兵隊の視察官56人が交通対策のための任務に就いたと、内務省が声明で言いました。

この10年間、モーターバイクがブームになっていますが、車の衝突による事故は大きく減少しています。内務省によると、これは緻密な交通安全対策を行われたためだそうです。「18県の危険な場所で20件のバス事故が起こりましたが、死亡者は出なかった」と内務省は言っています。

内務省は市民に、交通渋滞が予想される、休暇の終りの8月17日、18日を避けて、帰りの日を調整し、運転中は2時間に10分の休憩をするよう勧めました。内務省はまた、バス旅行であっても、シートベルトを締めることの重要性を力説し、交通ルールを守るよう勧告しました。


アンタリヤのカメちゃんたち、海に到着

アンタリヤのチュラル・ビーチで生まれた、およそ1400匹のカメが海に到着しました。このビーチは絶滅の危機にある種カレッタ・カレッタ(アオウミガメ)の重要な産卵地です。

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ウルプナルのハビプ・アルトゥンカヤ町長によると、今年のカメの巣の数は、昨年の152からぐんと減って85です。しかし、ひとつの巣から生まれる赤ちゃんガメの平均数は増えていると、彼は言いました。

[私たちは今日、世界に有名なチュラル・ビーチで、ツーリストたちといっしょに、カメの巣を開けました。私たちが開けた巣は28です。今日までに、28の巣から出た1400匹の赤ちゃんガメが海に着きました」とアルトゥンカヤさんは言いました。

ウルプナルの住民たちでつくっている協同組合は、ビーチにカメの保護地帯を設け、赤ちゃんガメが安全に海へ這って行けるように、ツーリストたちに午後10時以後はビーチに入らないように警告しています。2019年には、トルコの地中海岸と南西部のビーチから、10万匹のベイビー・カレッタ・カレッタが海に到着すると思われます。

しかし、赤ちゃんガメの大半は魚の餌食になって生き残れない宿命にあります。


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