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FETOの最高容疑者に終身刑求刑

2018年05月09日 | 国内
5月10日 5月9日、検察は、2016年の未遂クーデターに関与した上級容疑者たちに、多重終身刑を求刑しました。

 Hurriyet

アンカラの検察は、クーデターをリードした、いわゆる“家庭の平和協議会”のメンバーたちに、252の重終身刑を求めました。元参謀本部職員224人の被告の裁判は、いま行われています。

クーデターの首謀者の1人として告発されたアクン・オズテュルクも、元参謀本部戦略部のメフメト・ディシュリ、元参謀本部長イルハン・タル、エルドアン大統領の元軍事補佐官アリ・ヤズジュ、アンカラのアクンジュ・ジェット機基地の元司令官ハカン・エヴリムらの被告たちとともに、多重終身刑に直面しています。

検察はまた、裁判所に、未遂クーデターの夜の治安部隊と市民の殺害、憲法の侵犯、意図的殺人、大統領暗殺の試みに対する判決を求めています。他の12人の容疑者は、在米説教師フェトフラー・ギュレンのネットワークに関与していたとして55,880年の禁固の判決がありました。ギュレンのネットワークはクーデターの首謀者と考えられています。未遂クーデターでは250人が死亡し2200人が負傷しました。


アフリンで訓練を受けたシリア人警官候補が任務に就く

 トルコ警察学校による基礎訓練を受けた620人のシリア人警官候補が、5月10日から、シリアのアフリンで治安任務に就きます。18歳から45歳までの警官候補者は、5月10日まで、1か月の訓練を受けたと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

トルコ警察学校と治安部隊のメンバーが、警察規則、総合訓練、即製爆発物の破壊などの作戦訓練など、候補者たちを指導しました。トルコ軍は、YPG(クルド人民防衛隊)をアフリンから一掃し、トルコ国境地帯に安全と安定を確保するために、「オリーブの枝作戦」を開始しました。3月18日、トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、作戦開始から58日目に、アフリンの完全制覇を宣言しました。

地元民はアフリンの自宅に帰りつつあります。トルコに避難している約35万人の難民がアフリンの自宅に帰るだろうと、金曜、ユルドゥルム首相が言いました。


トルコと国連がパレスチナ人支援キャンペーンを始める

トルコと国連は、ラマザン中のパレスチナ人のための大キャンペーンを始めると、大統領府のイブラヒム・カルン報道官が記者会見で発表しました。

 Hurriyet

トルコはイスラム協力機構の期間会長として、ムスリム諸国でのパレスチナ人支援キャンペーンのために努力すると、5月9日、カルン報道官は言いました。「アメリカがパレスチナ政府のための援助を縮小した後、この動きが起こった。キャンペーンは彼らの必需品を補償することを目的とする」と、カルン報道官は言いました。

エルドアン大統領はムスリム諸国に手紙を送り、キャンペーンを呼びかけるだろうと、報道官は言いました。5月14日に予定されているアメリカ大使館のオープンは、われわれにとっては“無効”だと、彼は言い、トルコ政府は聖都の宗教的・文化的存在を守る努力をつづけると強調しました。

エルサレムの問題は、トルコにとってはレッドラインであり、トルコ政府はこの問題に関する立場を変えることはないと、報道官は言いました。

この問題はエルサレムの緊張をふたたび燃え上がらせると思われます。エルサレムは、トランプ大統領がこの決定を発表してから、大きな抗議の場になっています。


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