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エストニアのスラックライナーがボスフォラスを歩いて横断した

2024年09月17日 | 
9月17日 エストニアのアスリート、ヤアン・ルースさんは、イスタンブルの「7月15日殉教者橋」の上方に張られたロープの上を歩いて,アジアからヨーロッパへ渡り、歴史をつくりました。

 Hurriyet

ルースさんは、「コンティネンタル・パス」というイベントの一部として、ボスフォラス海峡の165メートル上に張られた1,074メートルのロープの上を歩いて、人々にスリルを味合わせました。

ルースさんは午後6時、アジア側から歩き始め、たった47分で大陸間横断を成し遂げました。「何千年もの歴史的文化的重要性を持つボスフォラス海峡は、すばらしい自然美にも恵まれていますね」と歴史的偉業を成し遂げた後、ルースさんは言いました。

「ボスフォラスは気象条件の変化や強い海流があって、スラックライニングにとっては独特の場所です。私は歴史をつくりました。とてもハッピーです」

こんな高いところを、人がアジアからヨーロッパへ歩いて渡ったのは初めてです。このイベントはトルコの運輸インフラ省と高速道路総局が後援していますが、この偉業はイベントに花を添えました。

ルースさんはパルクールでアスリートとしてのキャリアを始め、やがてスラックライニングに熱中したそうです。彼は綱渡りの技術について説明してくれました。

「ロープの長さは1,074メートルですが、真ん中でたるんでいます。ロープの重さは数百キロあり、風によって張り具合が変わります。歩きはじめる前に、ロープに適当な張りがあることを確認する必要があります」

「私にも高所恐怖はありますが、恐怖は必要なのです。恐怖が私の技術を向上させ、安全にしてくれるのです。私には落下の恐怖は必要で、それによって私は安全を確認できるのです」

昨年、ルースさんは、カタールで、ひとつのビルで、世界最長のスラックライン・ウオークを行いました。


*「スラックライニング」とは細いベルト状のラインの上でバランスをとるスポーツです。「パルクール」は街中を縦横無尽に駆け抜け、精神と肉体を鍛えるトレーニング・カルチャ―です。


トルコとスエーデンは会議を行い安全保障交渉を進める

トルコとスエーデンは、スエーデンのNATO加盟に際して締結された協定に従って、とくにスエーデン領内のPKKの存在と活動に対して、安全保障協力を進めることになりました。

 Hurriyet

外交情報筋によると、「安全保障協約」と名づけられた会議が、9月18日、首都アンカラで、トルコのハカン・フィダン外相とスエーデンのマリア・マルメル・ステネルガード外相の主導で開催されます。

最近、外相に就任したステネルガード氏にとっては、初のアンカラ訪問となります。アンカラで行われるこの会談は、対テロリズムに関して、両国の対話をより円滑にするために重要なものとなると、情報筋は強調しています。

「安全保障協約」という制度をつくることは、2023年7月に行われたNATOのヴィリニュス・サミットで、エルドアン大統領、スエーデンのウルフ・クリスターソン大統領、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長の間で決められました。

トルコは、スエーデンとフィンランドが対トルコ・テロ組織の存在と戦うことに合意した後、ゴーサインを出しました。2022年6月、トルコ、スエーデン、フィンランドの間で調印された3国協定には、テロとの戦いにおいて両国が果たすべき対策が規定されています。

フィンランドは2023年、スエーデンは2034年初め、NATOに加盟しました。アンカラで、トルコとスエーデンの高官は、現行の安全保障契約を再検討し、PKK,PYD,FETOに対してどんな対策がとれるか話し合うでしょう。

安善保障問題のほかに、フィダン外相とステネルガード外相は、ロシアのウクライナ占領や、ガザの現状を含めて、地域と世界について話し合うでしょう。


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