トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

タクシム広場で“立っている男”が無言の抵抗

2013年06月19日 | 国内
6月19日 今夜、1人の男がタクシム広場に立って無言の抵抗をはじめ、これに参加する仲間が集まってきましたが、6時間後、全員警察に拘束されました。目撃者の話では、彼らはすぐに釈放されたそうです。

 Hurriyet
“立っている男”の仲間入りする男たちも現れて・・・


“立っている男”はパフォーマンス・アーティストのエルデム・ギュンドゥスさん。
彼は警察に所持品検査をされた後、立ちはじめました。
彼は同じ場所に身動きもせずに立ち、アタチュルク文化センターに下げられた近代トルコの建設者ムスタファ・ケマル・アタチュルクの旗を見つめていました。

まもなく仲間たちが集まってきて、彼のまわりに、同じ方向を向いて立ちはじめました。
“立っている男”(duranadam)のニュースはツイッターでたちまちひろがり、世界のトップ・トピックになりました。

6月11日、アタチュルク文化センターやアタチュルク像に掛けられていた横断幕や旗が警察によって除去され、いまはセンターに3枚の旗が掛けられているだけですが、“立っている男”の目はその旗に注がれていました。

女優のルケン・デミレルさんは“立っている男”は彼女の同居者だと言い、彼の抵抗の行為は1か月つづくだろうと言いました。
しかし、警察は群集に広場を去るよう要求し、広場でのデモには厳しく介入すると警告しました。


警察がゲジ公園抗議の徹底調査の一環として家宅捜査

今朝、イスタンブールとアンカラで、対テロ治安チームが、ゲジ公園抗議の一環として家宅捜査を行い、数人を逮捕しました。
手入れがあったのは、イスタンブールの「アトゥルム新聞」と「エトキン・ニュース社」。逮捕者は健康検査の後、ヴァタン通りの警察署に送られました。

 Hurriyet

クルド系政党BDP(平和民主党)のスルル・シュレイヤ・オンデル議員はツイッターに、今朝、「抑圧された者の社会党」(ESP)のアルプ・アルトゥノルス党員を含む70人が逮捕されたと書き込みました。

その他、イスタンブールデ93人が逮捕され、その中の22人は、人々を不法なデモに参加させたとして告発されました。この22人は尋問のため4日間拘留されるでしょう。

アンカラでも、ゲジ公園抗議を支援するために行なわれたデモに関して、26か処が手入れされたと、ドーアンニュースが報じました。


「ペッパー・スプレーの使用は警察の当然の権利」エルドアン首相

エルドアン首相は今日、ゲジ公園抗議者に対する激しい弾圧について弁明し、警察は民主主義と法の限界内で行動していると言いました。
「私は抗議者の代表たちの話を聴きました」とエルドアン首相。

 Hurriyet

「彼らは警察はペッパー・スプレーを使ったと言いましたが、これは警察の当然の権利です。私が“力”とはなにかと尋ねると、彼らは、警察はペッパー・スプレーを使ったと言いました」
治安部隊は民主主義と法の範囲内で辛抱強く行動していると、エルドアン首相は言いました。「警察は銃を使いましたか? ノー」
「事実、わが国の警察は組織的な暴力に対して民主的なスタンスに立って、民主主義のテストをりっぱにパスしています」

・・・う~ん、ペッパーガスや催涙ガスって墓力だと思うけど。死ななきゃいいってもんじゃないでしょ。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする