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エルドアン首相、モール計画を引っ込め、モスク建設を約束

2013年06月03日 | 国内
6月3日 エルドアン首相は、タクシム・ゲジ公園に、論議の的のショッピングモール建設プロジェクトを引っ込め、タクシム広場にモスクを建てると発表しました。
「このエリアに国際的なショッピングモールAVMを建てることは決まったわけではない。多分、われわれは都市博物館か、さまざまな活動を行なう建築物をつくるだろう」と、6月2日、「ギリシャ系トルコ人協会」の総会に出席したエルドアン首相は言いました。

 Hurriyet

エルドアン首相はまた、タクシム広場にある、論争の的のアタチュルク文化センター(AKM)を取り壊し、その場所にオペラハウスとモスクを建てることを提案しました。

「モスクは建てられるだろう」とエルドアンは言い、このプロジェクトのために、野党リーダーや“わずかの攻撃者”の許可を受ける必要はないと付言しました。
その権限は、現政権公正発展党に投票した人々によって、すでにわれわれに与えられているとも首相は言いました。

エルドアン首相はいまも、タクシム・ゲジ公園の抗議には納得していません。
「あなたがたが問題にしているのは植樹ですか? 公園で木を切ろうとしたのではありません。タクシムを歩行者専用化するプロジェクトの一環として12本の木を抜こうとしたのです」
とエルドアン首相は言い、これまで全国で木を植えてきた政府のプロジェクトに言及しました。

首相はまた、他人の財産に損害を与えた抗議者たちを非難しました。「彼らは商店を燃やしたり壊したりしている。それが民主主義ですか?」
エルドアン首相は、タクシムの抗議者に対して過剰な力を使用したとして、彼を“独裁者”と呼ぶ人々を批判しました。

「タイイプ・エルドアンは独裁者だと彼らは言います。国民に奉仕する者を独裁者と呼ぶなら、私はなにも言えません」
エルドアン首相はまた、タクシム・ゲジにショッピングモールを建てるのは決定したわけではないと、くり返しました。


アラブ人観光客はヤロヴァに、インド人観光客はカッパドキアに

温泉で知られる北西部ヤロヴァがアラブ人ツーリストに大人気の一方で、カッパドキアにインド人ツーリストが興味を持ってきました。
近年、カッパドキアを訪れるインド人が22%も増加し、これに合わせて、あるホテルがインド料理店をオープンしました。

 Hurriyet
温泉で知られるヤロヴァはアラブ人ツーリストがいっぱい


インド人は宗教上の制約があって旅先で食事に苦労すると知って、このホテルでは2人のインド人シェフを招き、スパイスなども取り寄せて、インド料理店をオープンしたそうです。
「インドのお客様は今後も増えてゆきそうです。当店では伝統に基づくインド料理をお出ししています」とマネジャーのタフシン・トプズカヤさん。

一方、ヤロヴァのテルマル地区のイスマイル・アティク区長は、今年は国内外からのツーリストが増えるだろうと期待しているそうです。
「トルコ人ツーリストは90%はイスタンブール、コジャエリ、ブルサからで、外国人ツーリストのほとんどは、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、クエート、カタールなどアラブ諸国からです」

外国人の不動産購入に関する新法が実施されて、ヤロヴァの投資・不動産市場も活性化したと、アティク区長は言っています。
「アラブ人たちがビルを建てています。ホテルやビルの投資も活発で、アラブ人が不動産や土地を買っていますよ」

アティク区長はアラブ人ツーリストは他の国のツーリストより経済的貢献が大きいとも言っています。
「ヨーロッパ人ツーリストはせいぜい2人で、お金もあまり使いませんが、アラブ人は、ベビーシッターも連れて家族7人はふつうです。親戚がそろって数家族、30~40人で来るケースもあるんですよ」

・・・私も何年か前、やロヴァのテルマルの温泉に2,3泊したことがありますが、アラブ人だらけでしたよ。


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