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駐土カナダ大使がゲジ抗議に関して微妙なコメント

2013年06月29日 | 国内
6月29日 駐アンカラ・カナダ大使が大使私邸のレセプションで、ゲジ公園抗議に関して、微妙で、ウイットのあるコメントをしました。
6月27日、ジョン・ホルムズ・カナダ大使は、カナダ・デーを祝うレセプションを開催し、外交官として許容される範囲の間接的表現で、ユーモラスにゲジ批判をしました。

 Hurriyet

「カナダは民主主義と多様性の国であります。それが、今年だけでも30万人の人々が移民してきた理由のひとつです」と、ホルムズ大使は民主主義の権利と自由について話しはじめました。
大使はカナダの人々の過去のチャレンジを語りました。

「わが国は天災だけでなく、アイスホッケーがらみの騒乱や暴動など、政治的チャレンジも体験しました」と大使はジョークまじりに話しました。
「われわれは問題を、対話と理解と忍耐と、そして多民族市民社会によって、平和に解決しました。
かくしてわれわれは、基本的な自由と民主主義と人権と法の尊重を強くしました」

ホルムズ大使はまた、6月20日の英国大使館のレセプションに、何人かの大使館員と大使夫人が赤い服を着て出席したと語り、「会場でも何人かの男性が赤いネクタイをしめ、女性が赤いドレス着ていたのを見て嬉しかった。赤はトルコとカナダのナショナル・カラーですからね」と言いました。


  「赤い服の抗議」をご存じですか? 


この写真、見おぼえのある方が多いと思います。ゲジ公園抗議中に、赤いドレスの女性が警官に催涙ガスの直撃を受けている信じがたい映像です。
ロイターのオスマン・オルサル氏が撮影、世界で注目されましたが、この写真から「赤い服プロテスト」が始まったのです。

この写真はソシアル・メディアでもひろがり、トルコの抗議運動のシンボルとなりました。

これが「警官の英雄的行為」ですか、エルドアン首相? アルンチ副首相は謝罪したけど、レジェップ・タイイプ・エルドアン、あなたはまだ謝罪していない!

・・・しかし、「赤い服プロテスト」はよいアイディアですね。「立っている男」抗議は、「どけ!」と言われ、排除されるかもですけど、「赤い服プロテスト」は「私、赤い服、好きなんですも~ん」と言えばいいんだから。


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