トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

ギュル大統領がゲジ公園の抗議者たちに「家に帰りなさい」

2013年06月15日 | 国内
6月16日 アブドゥラ・ギュル大統領は15日、ツイッターでゲジ公園を占拠しているデモ隊に、家に帰るよう呼びかけました。

 Hurriyet
写真は黒海岸の3県を訪れたときのギュル大統領


「きみたちは最初の日から私の声明を聞いてきたと思う。われわれの民主主義が試されているのだ、と私は言った」大統領は公園占拠はすでに19日めに入ったと書いています。

「集会や対話チャンネルのオープンは民主主義の成熟の証です。私はこのプロセスがよい結果を生むと信じています」とも、大統領は書いています。
「“すわりこみ”は止めて欲しい。きみたちは家に帰るべきだ」

エルドアン首相はアンカラで6月12日13日、抗議者を代表する2つのグループと集会しました。
2度目の集会では、首相と「タクシム連帯」のメンバーとアーティストたちが話し合いましたが、集会後、政府は、ゲジ公園の建設プロジェクトは一時中止するという裁判所の決定に従うと発表しました。

エルドアン首相自身は6月14日、政府の公園のプロジェクトについては住民投票を行なうと保証しました。
「彼らのメッセージがゲジ公園に関するものなら、メッセージはすでに受諾され査定されているではないか」と首相は言いました。


   500年昔のブルサのバシリカが日の目を見る

ブルサ県のシャハベッティン・ハルプト知事が、500年前のバシリカの発掘が今月、始まると発表しました。
ハルプト知事は、ブユックオルハン地方のデレジク村で、歴史的バシリカが発見されたことに注目し情報を集めてきました。バシリカとは初期キリスト教の礼拝に使われた聖堂です。

 Hurriyet
500年昔、クリスチャンの礼拝の家として使われていたバシリカが発掘され、博物館の設立も計画されています。


ローマ皇帝コンスタンティヌスがキリスト教を容認してから、定住地の多くの建物が礼拝の場に変えられました。
いま、発掘されているバシリカもそうした聖堂のひとつでしたが、オスマン時代には、メッカ巡礼者の重要な宿場となりました。

「イズニック周辺のこのエリアでは、多くの歴史的遺物の断片を発見されています。イズニックはキリスト教が形成されていった諸都市のひとつです。

ブルサは8000年の歴史を持っています。バシリカの発掘と研究は、ブルサ県庁、内外の学者たち、文化省の協力でつづけられています」

最初の計画によると、総計約110万ユーロの費用がかかると思われる発掘作業は、来月から始まる予定です。
出土する歴史的遺物の展示のために、ここに博物館をつくることも計画されています。

・・・ブルサ県はオスマンの古都だっただけでなく、こんな歴史遺産も多く抱えているのです。すばらしいモザイク、ワクワクしてきますね。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする