3月も末の平日に、今年に入って初めて大劇場まで行ってきました。
宙組のときも行きたかったのですが、東京で観れるし、交通費もかかるしわざわざ行かなくても❗️という理性が勝ちました。
今回は大好きな『THE SCARLET PIMPERNEL』なので、理性が負けました。
ということで、星組、絶賛公演中でございます⭐️
紅子さんのパーシー。
この役はとにかく歌がちゃんと歌えていないと興醒めしてしまいますが、これがストレスなく聴けたのだわ👏
突き抜けたリーダーではないけれど、ピンパーネル団を率いて責任を果たすさまがきちんとみえました。
グラパンはあまりお笑いには走らずに、グラパンという人物像をちゃんとつくっていたと思います。
この『THE SCARLET PIMPERNEL』が大好きで、主演出来て嬉しい❗️気持ちが伝わってきました😄
まこっちゃんのショーブラン。
歌がすごい‼️ときいていましたが、まさに‼️
上で紅子さんの歌を褒めたばかりなのですが……まこっちゃんの歌は身体が楽器という感じで、そこは紅子さんと大きく違う。身体から共鳴して声が出ている。上手く言えませんが、喉が木管楽器の胴みたいで、そこから響いてくる感じでしょうか?
(ちょっとだけソロを歌った夏樹れいちゃんの声もそういう感じ。)
マルグリットのことを思いきれないショーブランでした。
マルグリットに「革命の理想の一部」とか「(愛したことは)ないわ!」とかけっこう手酷いことばかり言われていますね。
それでも革命の成就というもうひとつの目標が、ショーブランをいきいきとみせているのでしょうね。
まこっちゃんというと、もう少し背が高ければ、とよく言われますが、実際に舞台を観ていると、そういうことを全く感じさせませんでした。
浅黒いメイクもなかなか😃
ひとつ気になったのは、柚希ショーブランと間違えるほどセリフの言い方が似ているときが何度もあったことかなぁ……
観劇した日が、音楽学校の合格発表の日だったので、パーシーがショーブランに勧める仮面舞踏会の衣装は、音楽学校の制服(11時の部)と紋付きに緑の袴(3時の部)。
パーシーから「きみも持っているはずだ」とふられて、ショーブランは苦々しく「一応……」と答えておりました😅
かいちゃんのロベスピエール。
2幕にソロ曲「♪ ロベスピエールの焦燥」があるので、前回までより役の比重が増しました。
かいちゃんがちゃんと歌えている〜〜👏とホッとしました。
芝居とビジュアルはいうことはないのだから。
そのビジュアルですが、白皙の美青年風味になっていました。
なぜそうしたのかとか、プログラムのかいちゃんのページに書いてあって、今回もいろいろ文献を当たって役作りの参考にしたのだろうな、と思いました。
綺咲愛里ちゃんのマルグリット。
わりと大人っぽいマルグリットだったと思います。
こちらもいちばんの心配は歌だったのですが、ちゃんと聴けました。
有沙瞳ちゃんのマリー。
雪組から異動して星組デビューです。
ちょっと大人びたこの役ははまり役だと思いました。
わざと高いトーンではなく、自然な感じのしゃべり方だと上手いなぁと思うのよね。
どうしてもメインキャストに眼を奪われてしまいますが、「♪ マダム・ギロチン」とかオペラ座の客席とか、群衆芝居も見応えのある『THE SCARLET PIMPERNEL』です。
やはり大人数を使っての宝塚ならではの舞台は、迫力があるなぁと思ったのでした。