帝劇で5月9日に開幕した『エリザベート』が、早いもので前楽を迎えてしまいました。
前楽キャスト(役替わりのみ)
・シシィ‥‥春野寿美礼
・トート‥‥石丸幹二
・フランツ‥‥岡田浩暉
・ルドルフ‥‥大野拓朗
・ちびルド‥‥鈴木知憲
・ゾフィ‥‥杜けあき
ルドルフ以外は初日と同じキャストです。
また、このメンバーはこの回が帝劇での楽になります。
おささんはのびのびと歌い上げていました。
子供時代のシシィも、とても天真爛漫だったです。
シシィのその後を知っていると…なんだか切なくなる明るさでした。
今日は、ルドルフが亡くなって棺にとりすがるところが、ひとりではもう歩けない、フランツに支えてもらうのだけれど、フランツもいっしょによろけてしまう…という体で、凄いリアル感でした。
トートとの絡みも〈最後通告〉「私が踊る時」〈体操室〉どの場面でも“丁々発止”で、対決色がとても強かったです。
おささんのシシィは、「私に出来るのは、強い皇后を演じることだけ」という〈精神病院〉での歌の歌詞そのものだと思いました。
その分、ルドルフを喪ったときの崩れ方が大きい…
変わった?と感じた石丸トート。
今日はとてもワイルドで、ドS風味満載
2年前の石丸トートが戻ったと思いました。
今期は、小池氏から、トートの役作りをノーブルにマイルドに、という要望があったそうで…初日は確かにそうでした。
でも、それって私にとっては、石丸さんのイメージそのものなんですよね。
だからこそ、それを打破した感のあった前回の石丸トートが、とても新鮮でした
だから、今日のワイルドなトートを観れて、とてもすっきりしました
石丸トート閣下には、約1ヵ月振りにお会いしましたがだんだんワイルドになってきていたのかな?
それとも、今日だけ?
終演後のご挨拶で「“愛と死の輪舞”で春野さんの涙をみて、火が点きました」とおっしゃっていました。
もうひとつ、今日のmyツボ
トートがはじめてシシィと出逢った瞬間の表情。
まじまじとシシィを見つめて、呆けたようになっていました。
やっと観ることができた大野ルドルフ。
ミュージカルは初舞台だそうで、歌もまだ弱いし、舞台上の段取りをこなすことで精一杯にもみえ、思わず手に汗握る場面もありましたが、ルドルフを丁寧に大事に演じていると感じました。
博多→名古屋→大阪と、どんどん進化してゆくのでしょうね
知憲くんのちびルドは、“ママに会いたい”という気持ちがとても強く出ていて、“ひ弱な皇太子”そのものだったので、大野ルドルフとの繋がりがとても良かったです
トートとはじめて出逢ったときの疑わしそうな「だれ?」は、今期のちびルドはみんなやっているのかな?
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前楽の、カーテンコール~ご挨拶の様子は、YouTubeに映像が上がっています。
前々楽と千秋楽の映像もUPされていて嬉しい
次のmy『エリザベート』は真夏の鯱の國にて。
来月の博多座公演がつつがなく、かつ盛大に、行われますように
(博多に出発する前に、あさこさんはお花を持ってきてくれるかな)