あを雲の涯

「 二、二六事件て何や 」
親友・長野が問う
「 世直しや 」
私はそう答えた

昭和11年7月12日 (十三) 坂井直中尉

2021年01月21日 13時50分56秒 | 天皇陛下萬歳 (處刑)


坂井直

天皇陛下の万歳を唱へさせていただきます
・・坂井直 ・・・死刑執行言渡後の発言

陛下の御宸襟を悩まし奉り
世間を騒がせたる事に就ては、
親として何と お詫びしてよいかわかりません。
其罪は万死に値するものと予てから覚悟は決めて
只菅 謹慎して処刑の日を待って居りました。
然し乍ら 罪は法律上 叛乱罪として処刑せられても、
彼等は絶対的忠君愛国 憂国の一念の精神より出でたるものにして
何時かは彼等の精神が現れる時が来るものと信じ、
せめてもの慰めとして居ります。
・・・父 平吉

元中尉坂井直実父三重県三重郡桜村一二三後備陸軍少将坂井兵吉は
事件勃発以来表門を閉じ 外部との交渉を絶ち 謹慎中の処、
七月五日 東京衛戍刑務所より面会を許すとの通電に接し、
同日午後九時十二分四日市発列車にて上京せり。