日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

4月8日 今日は花まつり

2016-04-08 | 日常

桜が散り、うららかな春の陽ざしがそそぐ今日は花まつりの日。
毎年出かけている目黒区の祐天寺へ参拝をしに出かけた。



花御堂に据えられた釈迦像に甘茶をかけ、今日の誕生を祝い
今年も健康でいられることに感謝した。
阿弥陀堂や仏舎利殿は現在工事中だが、終ればまた境内がきれいになる。
甘茶をいただき、桜が舞い散る中をゆっくり歩いた。


そして今年はいつも行かないお寺にと思い、目黒駅からすぐの大圓寺に行ってみた。
花まつりの今日は「生身(しょうじん)釈迦如来」のご開帳があるとか。
生身釈迦如来とは、京都の清涼寺に伝わる国宝・釈迦如来立像を模して造られた像で
体が透けるような薄い衣をまとっていることから由来するという。

花御堂は如来堂の前に。
お堂の中では釈迦如来の扉が開けられている様子。
ガラス戸の向こうで僧侶の読経が行われていた。
釈迦如来は拝覧出来なかったがここでもご誕生を祝い甘茶をかけてきた。
 

この大圓寺は、急な勾配で有名な「行人坂」の途中にあるが、すぐそばには目黒雅叙園があり
又、江戸の三大大火のひとつで「行人坂の大火」となった火元が大圓寺であった。
そして八百屋お七が恋焦がれた相手である吉三(出家後、西運となる)とも縁が深いお寺でもある。