サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

韓国人にとってのアジア大会

2023-09-19 08:50:38 | 日記

日本人にとってはなじみの薄いアジア競技大会だが、韓国人にとっては金メダルを取れば兵役免除となるので人生をかけての重要な大会である。前回2018年大会の男子サッカーの決勝戦は日本対韓国で、ソンフンミンまで召集して韓国が優勝。韓国の選手たちは涙を流して喜んでいた。

 

ちなみに男子サッカーはU-23の年齢制限があり、3人オーバーエイジが起用できる。韓国はソンフンミン、ファンヒチョンなどを召集。日本は上田、三苫、旗手、三好、前田、板倉などいいメンツが揃っていた。監督は森保監督。

 

韓国人のサッカー選手の兵役免除の条件は、アジア大会での金メダル。オリンピックでの銅メダル以上。ワールドカップでのベスト4以上。この中でWCでのベスト4って異常にハードルが高い、高すぎる。アジア大会の金メダルなんていいメンバーをそろえれば簡単だろう。強敵になりそうなのは日本くらいだ。

 

従ってアジア大会へ傾注はよく理解できる。同僚の韓国人もアジア大会に非常に興味を示している。筆者にとってみればアジア大会なんて大学生選抜がいくようなもんだと理解しているくらいだ。同僚は韓国からのストリーミングチャネルに加入していて、毎月3千円くらい韓国の番組はもちろん、ヨーロッパのサッカーもすべて見られるそうだ。なかなかすぐれものだ。しかしサッカーは韓国人選手に関係する試合だけ。

 

筆者が加入している海外在住日本人向けのチャンネルは毎月6千円くらいで、東京、大阪の地上波、BS、CSなどをほぼ網羅している。時々不具合が出て見られなくなることもあるが、まあまあ満足している。ちょっと高い。

 

アジア大会の男子サッカーで韓国チームが決勝に進出したら、いっしょに観戦しようとお願いしてある。

 

 


ラリーガ第5節 レアルマドリード対レアルソシエダ 2-1

2023-09-18 09:34:39 | 日記

久保は右ウイングで先発フル出場。前半5分に久保のパスからバレネチュアが押し込んでソシエダが先制。久保はオフサイドで取り消しとなったゴラッソゴール、メリ―ノへの絶妙なクロスなどで大活躍だったが、後半に入るとチーム全体の動きが悪くなり逆転負け。

 

ソシエダとマドリードの違いは戦力もそうだが、テンポの使い方だろう。マドリードはハイテンポでボールを回し、ゴールを決められる。正確なパスも要求されるが、テンポの強弱で勝負できる。ところがソシエダはそれができない。選手のレベルの差がそうさせるのだろう。

 

久保は前半のような動きが90分できればトップ オブ トップの選手になれる。久保一人だけではなく、チーム全体の問題だから仕方がないが、後半のガス欠した時間帯でもハイテンポで点を取れるようなチームになれなければ、毎度のように後半に逆転負けとかリードしていても追いつかれてしまう。

 

ソシエダは5試合で1勝のみの勝ち点6だけの11位。今週水曜日にはCLのインテル戦があるし、9月、10月は試合も多い。このままズルズルと順位を落としていくのだろうか。

幻となってしまったゴラッソは惜しかった。

 


マンU対ブライトン 1-3

2023-09-17 04:52:10 | 日記

代表ウイーク明けのブライトンアウエーでのマンU戦。マーチ、エストゥピニャンなどはベンチにも入っておらず、前節から6人のメンバーを変更。エンシソはベンチにも入っていないので、負傷しているのか序列が下がったのか。三苫は先発フル出場した。

 

前半の20分くらいまではマンUがガンガン飛ばしていた。強烈なプレスと1対1の勝負でブライトンは圧倒。この調子ならばマンUの圧勝かと思いきや、全然点が取れない。ラシュフォードが高速ドリブルからシュートまでいくがだめ。耐えていたブライトンは20分に細かいパス回しからウエルベックのゴールで先制。プレスが強ければゴールできるわけではない。

 

三苫はマンUの右SBのダロットにしっかりと抑えられて、またダロットの攻め上がりを警戒してポジションが低い。左SBがエストゥピニャンではなくランプテイだったので前半は連携がイマイチだった。後半に入ると三苫の仕掛けも増えたが、見せ場は決定機のシュートが1度あっただけで、ほとんど静かだった。後半65分くらいにファテイが出てきたが、左ウイングだから三苫と交代かと思ったが、ファテイはトップ下へ。今後どう使い分けるのか。

 

三苫は代表ウイークで疲れていたのか、仕掛けも不発。それでもチームが1-3でマンUに快勝して5試合で勝ち点12の暫定4位に浮上。来週木曜日にはELの第1節があるし、リーグカップも始まるので、9月は今後2週間で4試合もある。これは耐えていけるかどうか。

 

リバプールの遠藤はベンチ入りしたものの出番なし。バックアッパーから脱却できるかどうか。

 

 

大人しかった三苫さん。

エバートンFC

2023-09-16 16:37:22 | 日記

エバートンが身売りしたという記事を読んだ。1992年のEPL創設以来のメンバーではあるが、これまでの最高位は5位でここ4シーズンは二桁が定位置である。古豪と言われても弱いクラブの代名詞になっている。モイーズが2002年から2013年の長期政権をひいていたが、その後は大体1-2年で監督が代わる。それだけ弱いということだろう。

 

さて今回身売りしたのは、イラン系英国人億万長者のモシリ氏で、グーグルすると「アーセナルの元株主であるモシリ氏は、16年に初めてエバートンの株式49.9%を購入。22年1月までに1億ポンドを出資し、持ち株比率を94・1%まで高めた。  しかし、モシリ氏のオーナー就任以来、チーム作りのために移籍金約7億5000万ユーロ(約1160億円)を費やしたにもかかわらず、エバートンは上位から滑り落ち、ここ数シーズンは残留争いを繰り広げてきた」と出ている。

 

今回アメリカの投資会社に身売りして、売却額は5億5000万ポンド(約1034億円)超である。最初の投資額、追加の投資にいくら費やしたのかは分からないが、移籍金だけでも売却額を上回らない。完全な赤字であった。このモシリさんはどのような意図でクラブ経営していたのか。

 

今年1月の記事ではモシリさんのエバートン売却希望額は800億円超と出ていたので、それを200億円超えている。億万長者だから元が取れなくても構わないのか。金は使うがあまりにも計画性のない補強の代名詞だったエバートン。

 

モシリさんは今年68才で、2007年にはアーセナルの株式を購入していて、最大21%まで獲得。現在は何%保有しているのか知らないが、アーセナル、エバートンとフットボールクラブに投資していて、かなりのフットボール狂なのだろう。

 

エバートンはアメリカの投資会社に売却されたが、モシリさんのような億万長者が趣味でクラブオーナーになる時代は終わったのだろう。イタリアによくある個人オーナーと同じパターンである。筆者も億万長者になれれば、ブライトンとかブレットフォードなどのプレミアの中堅クラブのオーナーになってみたい。そして安く選手を仕入れてチェルシーに高く売りつける。

 

 

 

 

 


ジェイドン・サンチョ

2023-09-15 08:47:46 | 日記

マンUのサンチョが練習態度が悪い、監督と確執があるとの理由でチーム練習からはずされて、事実上の戦力外となっている。監督に詫びをいれて話し合えば何とかなるように見えるが、監督対選手の人間関係は複雑だから当事者でなければ分からない。どこかに移籍するとなっても主要リーグの移籍市場は閉まっているし、監督ともめて追い出された選手なんてどこからもオファーは来ない。

 

サンチョと聞けばベテランの選手だと思っていたが、まだ23才である。2017年8月に17才でドルトムントのトップチームに入り、そこから才能を開花。香川真司がまだドルトムントにいたころだ。そして2021年夏に5年契約でマンUに移籍。マンUとの契約は2026年6月である。まだ3年も残っている。

 

怪童とか呼ばれていたのにどうしてここまで落ちぶれてしまったのか。ドルトムントでウスマン・デンべレの悪い影響を受けたのかと思ったが、この二人は2017年夏に入れ替わっているので、個人的な関係を別にすればクラブ内での接点はない。サンチョも遅刻癖があるようなので、それはデンべレから受け継いだのかと思った。

 

ドルトムントには悪癖を選手に許容する下地があるのか。だいたい一旦他のクラブに移籍した選手の出戻りを許すクラブは選手の規律管理が甘いように思える。まあこれは一般論ではあるが。

 

サンチョがこのまま今シーズンは干されたままなのか、どこか訳の分からないリーグでもいいからプレー機会を求めて流れていくのか。まだ23才なんだから頭を丸めて監督と和解したほうがいい。

 

サンチョの光と影。