サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

エバートンFC

2023-09-16 16:37:22 | 日記

エバートンが身売りしたという記事を読んだ。1992年のEPL創設以来のメンバーではあるが、これまでの最高位は5位でここ4シーズンは二桁が定位置である。古豪と言われても弱いクラブの代名詞になっている。モイーズが2002年から2013年の長期政権をひいていたが、その後は大体1-2年で監督が代わる。それだけ弱いということだろう。

 

さて今回身売りしたのは、イラン系英国人億万長者のモシリ氏で、グーグルすると「アーセナルの元株主であるモシリ氏は、16年に初めてエバートンの株式49.9%を購入。22年1月までに1億ポンドを出資し、持ち株比率を94・1%まで高めた。  しかし、モシリ氏のオーナー就任以来、チーム作りのために移籍金約7億5000万ユーロ(約1160億円)を費やしたにもかかわらず、エバートンは上位から滑り落ち、ここ数シーズンは残留争いを繰り広げてきた」と出ている。

 

今回アメリカの投資会社に身売りして、売却額は5億5000万ポンド(約1034億円)超である。最初の投資額、追加の投資にいくら費やしたのかは分からないが、移籍金だけでも売却額を上回らない。完全な赤字であった。このモシリさんはどのような意図でクラブ経営していたのか。

 

今年1月の記事ではモシリさんのエバートン売却希望額は800億円超と出ていたので、それを200億円超えている。億万長者だから元が取れなくても構わないのか。金は使うがあまりにも計画性のない補強の代名詞だったエバートン。

 

モシリさんは今年68才で、2007年にはアーセナルの株式を購入していて、最大21%まで獲得。現在は何%保有しているのか知らないが、アーセナル、エバートンとフットボールクラブに投資していて、かなりのフットボール狂なのだろう。

 

エバートンはアメリカの投資会社に売却されたが、モシリさんのような億万長者が趣味でクラブオーナーになる時代は終わったのだろう。イタリアによくある個人オーナーと同じパターンである。筆者も億万長者になれれば、ブライトンとかブレットフォードなどのプレミアの中堅クラブのオーナーになってみたい。そして安く選手を仕入れてチェルシーに高く売りつける。