サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1最終節 マリノス対フロンターレ 1-1

2021-12-04 18:16:35 | 日記

最終節は消化試合ではあるが、1位と2位の対決で見ごたえのある試合だった。マリノスは前線からのハイプレスでフロンターレを圧倒。それに対してフロンターレはショートパスで対抗して、1-1でドロー。

 

得点王対決はレアンドロ・ダミアンと前田が1点ずつ取って、23点で得点王をシェアすることになった。同じストライカーではあるが、動き方は実に対照的である。ダミアンはあまり動かずに真ん中にどんと構えるタイプ。サイドからのクロスに合わせてヘッドで得点できるフィジカルの強い、ザ・ストライカーというFWである。

 

それに対して前田はちょこちょこと動いて、自分でスペースを作り、フェイントでDFをかわす。前田もフィジカルは強いがダミアンのようなスーパーな強さではない。ダミアンは来季もフロンターレでプレーするが、前田は本当にセルティックに移籍するのかどうかは分からないが、前田のような動きができるタイプならば通用するかも知れない。

 

前田は松本山雅のころは、ちょこちょこ動くが決定力のないFWだった。典型的な試合は2019年のコッパアメリカである。足は速いがシュートをはずす選手という印象しか残らなかったが、J1の得点王になるくらいにレベルアップしたわけだ。

 

これでJリーグの今季は終了したが、田中碧、三笘という主力が途中で抜けても優勝できるというフロンターレの強さだけが目立った。やはり鬼木監督の手腕だろう。鬼木さん、代表監督になってよ。