1年後に迫ったカタールWCのプレ大会も兼ねてFIFA ARAB カップがカタールで開催されて、アルジェリアが優勝した。大会自体は１９６３年からUAFA（アラブフットボール連盟）の主催で不定期に開催されてきて、今回が９回目である。今回はカタールWCのプレ大会でもあるので、FIFAとUAFAの共催である。
日本ではほとんどメデイアで紹介されていなかったので、ちょっと紹介してみよう。１６カ国が出場して４チームずつに４グループに分かれて、１次リーグと決勝Tをこなした。全部で３２試合。コッパアメリカ以上の規模である。中東地域ではガルフカップという２年おきに開催される大会もある。こちらは8チームが出場。
アラブカップにはAFCから１０チーム、CAF（アフリカ連盟）から4チーム。AFCとCAFの２つの大陸連盟をまたいで大会を主催するというのがなんとも複雑である。コッパアメリカに北中米からメキシコとアメリカを招待するのとはわけが違う。
1月２７日からのWCアジア予選の前哨戦として、サウジにはちょうどいい練習になったのかも知れない。サウジ、モロッコ、ヨルダン、パレスチナのグループで、サウジはモロッコ、ヨルダンに負けてパレスチナとドローで勝ち点１のみで、グループ3位で１次リーグ敗退だった。サウジがメンバーを落としたり真面目に取り組んでいなかったのか、不調なのかは知らないが、パレスチナにも勝てないというのは情けない。
日本ではあまりメデイアに出てこない大会の１つに、UEFAヨーロッパ・コンフェレンス・リーグがある。CL, ELの次の大会だが、日本ではほとんど関心がもたれていない。AFCにもACLの下の大会として、AFCカップという大会がある。AFCカップについては日本のメデイアでその名前を目にしたことはないので、知る人はかなり少ないのだろう。
ARAB CUP 2021はアルジェリアが優勝。