ベテランと呼ばれてもパフォーマンスが悪いのは年齢のせいではないと吉田麻也は強がっているが、長友の場合はそうではないと思う。長友は３５才となり、Jリーグではまだまだやれるように見えるが、FC東京の試合を見る限りではスピードがないために簡単に振り切られて、クロスを無造作に上げられるシーンをよく見かけた。
FC東京でならそれもいい。ポジション争いも少ないだろうし、２０代前半くらいの若手が伸びてくるのか知らないがまだ長友の天下かも知れない。あとは彼の年俸に見合った働きかをクラブが判断するだけだ。
代表となると話が違う。FC東京のサポよりも代表サポのほうが圧倒的に人数が多いし、日本がWCに出られないなんてことになれば日本のフットボール界に与える影響は計り知れないし、今後の日本人選手の海外移籍にもインパクトを与える。精神的にも経済的にも日本にとってのWC出場は手放せない。
３５才でも４０才でも若手を圧倒できるようなプレーができるのであればそれでいい。誰も文句を言わない。Jリーグでワールドクラスのプレーを見せているベテラン選手はイニエスタ（３７才）、フェルマーレン（３６才）くらいだろうか。他にもベテランは多いが、みんなしがみついている感が強い。
長谷部も３６才だが、ロシアWC後に代表を引退した。長谷部は賢い。分別というか身の丈にあった行動ができる。長友はどうだろう。長友をWC予選で先発起用する
監督に一番の責任はあるのだが、それに依存して貧弱なパフォーマンスしかできない自分自身のことを理解できているはず。それならばこれだけ批判されるのだから代表引退を勧める。
人間は引き際が肝心。もっとボロボロになる前に代表を辞退すべき。1月に国内組の合宿があるが、そんなものに出ていればJリーグ開幕前のプレーシーズン合宿にも差し支える。荒木のような若手ならばいいが、３５才にはしんどい。FC東京でのプレーを優先するためにも代表は辞退すべきだろう。
代表よりもFC東京を優先すべき。