CBが弱いから３バック？

サッカーダイジェストにでていた橋本英郎のコラムが面白かった。U-23大会の総括と分析だが、４バックのほうが明らかに３バックよりもスムーズに見えるのにどうして森保監督は３バックにこだわるのか。理由としてCBの選手が信頼できないからと結論している。


つまりCBが脆いからそのためにCBの枚数を増やしている。しかし今大会の失点場面ではCBの枚数はそろっていても結局失点している。それならばCBを１枚削り、中盤を多くしたほうが合理的と指摘している。


橋本英郎は現役時代は大した選手ではなかったが、分析コラムを書かせるとそれなりに面白い。この指摘のように中盤を厚くする、つまり４－２－３－１したほうが攻撃の枚数も増えるし、３バックでも攻撃時にCB１枚が攻撃参加していることも多かった。何のための３バックなのか分からなくなる。


それに３バックにするとCBができる選手を最低５人は必要となる。信頼できるCBの選手がいないのであればこれは本末転倒である。スピードがあり、長身で屈強、ビルドアップのロングフィードもうまくて、サッカーIQも高い。そんなスーパーマンのようなCBがたくさん出て来なければ強くなれない。オーバーエイジで呼ぶであろう吉田だってクラブでは戦力外で放出寸前である。なんとかならないのか。