サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ビッグクラブの定義

2020-01-03 07:35:38 | 日記
南野がビッグクラブであるリバプールに移籍したということで、それでは現在のビッグクラブとは何ぞや、その定義を考察してみよう。これは主観が入るのでFIFAでもUEFAでも正式に定義していないし、そんなことはできない。



①G14の18クラブ
2000年に結成された14クラブによるグループ。2002年に4クラブが追加されて18クラブとなったが名称はG14のまま。FIFA,UEFAに対する圧力団体となり、その後両者と和解して2008年に解散している。しかしオリジナルの14クラブがビッグかといえばそうでもない。14クラブは以下のとうり。

レアルマドリード、バルセロナ、マンU,リバプール、ユベントス、インテル、ACミラン、バイエルンミュンヘン、ドルトムント、ポルト、PSV,アヤックス、PSG,マルセイユ。


歴史が長く、伝統があるクラブばかりだが、2010年代以降の金満度は反映されていない。ポルトとPSVがビッグクラブだろうか。


②移籍金からみる選手の市場価値のランキング
どれだけ選手に投資できるか、つまり金満度からみるビッグクラブの定義である。市場価値は頻繁に変わるので大した意味はない。上位から10クラブをあげてみよう。

バルサ、レアルマドリード、マンCITY,バイエルン、PSG,マンU,チェルシー、トットナム、アトレティコ、ユベントス。


毎年高額移籍金を払えるクラブばかりだが、常にCLの決勝に残れるとは限らない。PSGのように金をかけても弱いところもある。


③年間利益から見る
スポンサー収益をどう見るかにもよる。例えばPSGなんてカタール関連からの収入なんて要するにオーナーからの補填である。それはさておいて上位から10クラブをあげてみよう。

マンU,バルサ、レアルマドリード、バイエルン、マンCITY,PSG,アーセナル、チェルシー、リバプール、ユベントス。


こうして見ると①~③までに出てくるクラブが本当のビッグクラブと言えるだろう。それらのクラブとは、
バルサ、レアルマドリード、バイエルン、PSG,マンU,ユベントスである。この6クラブがビッグクラブなのだろう。


マンCITYはそれに準するが昔は弱かった。アーセナルは昔は強かったが今は弱い。リバプールは昔は強かったが弱くなり、ここ2,3年は復活している。


最近の中田ヒデが出てくる動画でローマのクラブ施設を見学する場面があり、ヒデが「ビッグクラブのような施設だね」と言うと、ローマの広報スタッフが「ローマはビッグクラブだよ」と反論していたのが面白かった。ローマはイタリアではビッグクラブだろうが、UEFAの中では違うだろう。