サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

アダマ・トラオレ

2020-01-08 11:10:02 | 日記
EPLのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズでプレーしているアダマ・トラオレは、EPLで一番速いと言われるスピードとラグビー選手のような屈強な身体能力で有名。今季はチームでレギュラーポジションをつかみ、21試合中17試合で先発。3-4-3の右ウイングとして4ゴール4アシストとまずまずの働きをしている。チームは8位だが、ビッグ5のクラブに行けばもっと活躍できるかも知れない。


ウルブスはトラオレに100億円の移籍金を設定していて、ビッグクラブが狙っていると言われている。たしかにスピードのある屈強なフィジカルモンスターではあるが、ワールドクラスの選手になれるだろうか。


今年24才でバルサのカンテラ出身。アストン・ヴィラと2015年にプロ契約を5年契約を交わして、その後ミドルズブラを経由して昨季からウルブスでプレーしている。これまでは負傷などもありあまり目立つことはなかったが、今季からブレーク。つまりブレークするまでに5シーズンもかかっている。これはかなり遅い。


マリ出身の両親も元にスペインで生まれたので、マリ代表にもスペイン代表にも選ばれることはできたが、ユースカテゴリーではスペイン代表に選出されている。スペインのA代表に1試合呼ばれたが負傷で辞退。だからまだマリ代表にも行けるはず。


さてこのアダマ・トラオレという名前はマリ人ではよくある名前で、サッカー選手にも多い。以前マリ代表のメンバーのうち、11人中5人がアダマ・トラオレだったことがあった。


アダマ・トラオレからビルドアップが始まり、アダマ・トラオレにパスが出て、そこからアダマ・トラオレがクロスを上げて、アダマ・トラオレがシュートなんてシーンも可能である。日本代表は2018年3月にマリ代表と対戦したが、その時は残念ながらアダマ・トラオレは一人しかいなかった。他にシャルル・トラオレという選手もいて、トラオレという苗字はマリではかなり多いのだろう。