サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

選手の成長だけでなく監督は成長しないのか

2020-01-14 09:23:34 | 日記
レオ君のシリア戦の分析動画を見るといかに森保監督が無能なのかが分かる。森保監督のコメントはこの悔しさを糧に選手の成長を求めるというようなものだが、それでは監督は成長しないのかという疑問が出てくる。2019年1月のアジアカップ以来、森保監督は何も成長していないし、同じ間違いをし続けている。以下はレオ君の受け売りである。


一言で言えば戦術がない。簡単に言えば約束事がない。戦術がないからその修正もない。例を挙げてみよう。シリア戦では左ウイングバックの相馬の個人技に依存していて実際にゴールも決めた。しかし相手がシリアだったからである。相馬が止められればそれで終わりで相手のDFブロックの外側でボールを回すだけになる。


打開策としては、相馬がマンツーマンでマークを受ければ当然相馬の後ろのスペースは空いてくる。相手のサイドバック、サイドハーフが相馬に手こずるから、その分日本にスペースを与えてくれる。しかしこのスペースを利用する選手が出てこない。


本来ならば3バックの左のCBがこのスペースに出てきて対角線上にアーリークロスを上げて、右サイドの橋岡に合わせさせる。橋岡は空中戦での飛び込みが得意な選手である。クロスを上げるのは相馬と橋岡だけではないのだ。しかしこういう相手を攪乱させるようなトリッキーな攻撃は皆無だった。


選手の個の強み、たとえばアーリークロスが得意なCBと空中戦の強いウイングバックをセットにして攻撃するという約束事を決めておく。それが戦術である。相手がそれに対応してきたらまたこちらも修正して別の戦術を使う。これが引き出しである。


JFAの田嶋会長と関塚技術委員長のコメントを見ると森保監督続投のようだ。関塚さんはシリア戦では日本のほうがポジションも高くシュートも多かったという言い訳をしていた。じゃあなんで負けたんだよ。


協会も森保監督も本番では海外組とオーバーエイジを呼ぶから何とかなると高を括っているのだろう。そんな簡単にいくとはとても思えないし、東京五輪での1次リーグ敗退は見えてきたね。