サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ハーランドのハットトリックデビュー

2020-01-19 13:36:56 | 日記
ザルツブルクからドルトムントに移籍して、デビュー戦で後半途中から出てきてハットトリックを達成した。ザルツブルク時代から大活躍していたが、それはオーストリアリーグだからの話だし、それにいわゆる王様のポジションにいるからだと理解していた。


ハーランドは長身でフィジカルが強そうな体をしている。しかし昨日の試合を見る限り、ゴリゴリのフィジカルを全面に出すわけでもなく、空中戦に特化しているわけでもなかった。ライン間で待ち相手のDFラインと駆け引きして、スルーパスが出て来るのをひたすら狙う。昔のマインツ時代の岡崎のような動きだ。


スルーパスをもらうとスピードに乗り、フィニッシュまで一直線。しかしやみくもに強いシュートを蹴らない。あくまでもGKの脇とかGKの手が届かないコースを狙ってのゴールであった。GKと1対1になるとシュートに焦るので真正面に蹴ってしまう。あるいは枠外にはずす。しかしハーランドの場合は、あくまでもGKの手が届かないコースに蹴る。これは天性の感覚というか持って生まれた技術なんだろう。


長身でフィジカルの強いFWでこういう芸当ができる選手はあまりみたことがない。レヴァンドフスキがゴリゴリのフィジカルタイプのFWとしたら、ハーランドは芸当ができるFWと定義できる。


スペースがあまりなくても隙間さえあればシュートしてゴールを決められる。昨日の試合はオープンな試合でドルトムントの攻撃には常にスペースがあった。相手が引いて守ってきた場合やもっとマークがきつい場合にハーランドがゴールできるのかを見たい。