堅守を誇るチームの術中にはまり多くの時間帯で攻守に苦戦を強いられるも、訪れた数少ない好機（と幸運）を活かしリーグ戦ホーム２勝目をあげた甲府戦から中２日、引き続き勝ち点を積み上げるべくリーグ戦第２５節Ｃ大阪戦に臨む名古屋です・・・。
エース・柿谷の退団に伴ない元ドイツ代表のカカウを獲得、新たに招へいしたペッツァイオリ監督のもとでリーグ戦再開後の巻き返しを図るも、一向に成果が上がらない状況を受け今季二度目の監督交代に踏み切っているＣ大阪。あえて看板外国人選手をベンチに置く大熊新監督の英断も当たり、明らかに復調の兆しが感じられます。前節はアウェーの大阪ダービーで敗戦、また主力選手に怪我人も抱えているようですが、１５位の甲府との勝ち点差は僅か１ポイントで降格圏脱出は十分可能だけにチームのモチベーションは全く落ちていないと思われます。
一方、Ｃ大阪には豊スタで屈辱の敗戦を喫している名古屋としては、当面の目標である勝ち点４０到達に向けて前節と同じく絶対に落とせない試合であり、リベンジのかかった試合となります。懸案事項はやはり移動日を含む中２日の疲労、そして甲府戦で自ら途中交代を申し出たという本多のコンディション及びダニルソンの欠場でしょうか。また、両ＳＢの累積警告にリーチがかかっているなかでの和樹の長期離脱も気がかりなところです。他にもチームとして修正すべき課題を多々抱えている名古屋ですが、それでも２戦連続完封勝利でホームの呪縛？を断ち切ったことで、これまでになかった勢いと自信は得ているはずです。それらを勇気と力に変えて全力で戦ってくれるであろう選手達を信じて、ここ名古屋の地で吉報を待ちたいと思います。
