リーグ戦初のベンチ入りを果たした考起君を出場させられるような楽な状況どころか、後半半ばにカカウにJ初ゴールを決められ、そのまま2-1で推移する展開にはかなりハラハラさせられましたが、終わってみれば前半に決まった相手のオウンゴールによる追加点が大きくものをいって今シーズン二度目の3連勝。
ここ最近は名古屋にとって相性が悪く、なによりJ1残留に向けてホームで負けられないチーム相手に予想どおり苦戦を強いられ、特に後半は中2日の疲労も加わったのか守備に追われるだけの展開となった模様。それでも相手のシュートがクロスバーに救われる幸運も含め、苦しみながらも逃げ切れるようになった今の名古屋にはこれまでにはなかった“勝負強さ”が確かに感じられます。これはひとえに結果を出すことでしか得られない自信によるものであり、おそらく少し前の名古屋なら全く違う結果に終わっていたと思われます。
思惑通り16位のC大阪との勝ち点差が10にひらいたこともあって、ともすれば“下”でなく“上”が気になりだすところではありますが、ここはあえて「まだまだ今の名古屋にそんな余裕はございません」と言っておきましょう。当面の目標である勝ち点40達成まであと7ポイント。まずは残留確定を念頭において勝ち点を積み上げていくのみです・・・。