当日の入場者数1,481人・・・
後半ロスタイムにPKを献上する結末はともかくとして、現地で観戦されたグラサポの皆さんの多くが立ち上がりから数分の攻防を見た時点で名古屋の苦戦を覚悟されたのではないでしょうか。
理由は違えど3日前に共に心に傷を負った楢崎と義成に代わって野村がプロ初先発、先発メンバーを大幅に入れ替え竹内や牟田ら3人の主力と若手選手で臨んだ名古屋でしたがJ1チームとは思えないほど無残な内容で当然のごとく初戦敗退が決定。終わってみれば2年前のリベンジどころか悪夢の再現となってしまいました・・・。
劣悪なピッチコンディションなど関係なく攻守共にオーガナイズされた自身のサッカーを普段通りに体現してくる相手チームに対して、名古屋には主力陣と同様、いや、それに輪をかけて連携も共通意識も感じられず頼みは個人の発想と化学反応のみ。冒頭で申し上げた不安は選手達自身も察したようで、皆腰が引けたように消極的なプレーに終始し、チームは攻守において後手に回るばかりの展開となりました。
そんな志の低い戦い方しかできないチームに対してサッカーの神様は勝利どころか延長のチャンスさえも与えてくださるわけもございません。後半開始早々には復帰直後の小屋松が怪我を再発させて退場しておりますが、逆にこれ以上怪我人を出さないためにも90分で無事に決着がついたことに感謝しなくてはいけないでしょう。
僅か4日間のうちに今シーズンの無冠が濃厚となってしまったチームの現状を嘆き悲しむ間もなく土曜日にはリーグ戦が控えています。今年だけでなく来年の行く末さえも心配になってきた名古屋の試練は続くのです・・・。