延長及びPK戦の末に敗退が決定し、“初タイトルがかかる大会”から一転して“重荷になるだけの大会”となってしまったナビスコカップ準々決勝から中2日・・・名古屋に残された“もう一つのタイトルがかかる大会”の初戦は選手達の肉体的、精神的ダメージが一番に心配される試合となってしまいました。
今回の対戦相手となるJ3の町田は就任2年目となる相馬監督のもとでJ2復帰に向けて好調を維持。敵地での戦いとなった1回戦では盛岡を3-0で一蹴、明日はリーグ戦から中3日ながら連戦2試合目ということもありベストメンバーで臨んでくるでしょう。今やベテランの域に入り中心選手として守備陣をけん引する深津康太君との古巣対決も見ることが出来そうです。
名古屋は冒頭で申し上げたとおり連戦3試合の疲労が最大の懸案事項です。ここまで新たな怪我人の正式発表は出ていないものの、120分をフルに戦った選手の出場は相当難しいと思われます。そんな状況を受けて選手の入れ替えを最小限にとどめてくるのか、リスク覚悟で大幅にメンバーを変えてくるのか・・・先発が濃厚と思われるGK野村を含めて指揮官の“最善”と思われる判断に注目です。
また、港サッカー場はホームとはいえ2年前に悪夢を見た地。昨年は初戦敗退こそ免れていますが試合会場は瑞穂でした。その点で明日は本当の意味でリベンジのかかった試合でもあります。相手が格下とはいえ苦戦させられるのはこの大会の常であり、特に根無し草のような戦い方が続いている名古屋にとってそれはなおさらのこと。例によって内容についてはあまり期待できそうもなく、ゆえに引き続き結果重視で構わないでしょう。
気がつけば我々グラサポは7月の浦和戦以来1か月半近くホームでの勝利にお目にかかっておりません。台風の接近がかなり心配されますが、明日はなんとしても勝利という結果を見せて欲しいものです。ただし、週末に控える大事なリーグ戦のためにも2試合続けての延長及びPK戦だけはくれぐれもご勘弁を・・・。