当日の入場者数12,500人・・・
・・・は、この日行われたJ1の3試合で最低の数字。前日の大雨は上がり晴れたり曇ったりという予報どおりの天候ながら、強い風が吹き荒れてまるで冬に逆戻りしたような寒さ。特に吉田麻也の同点ゴールが決まるまでは心も冷える思いでした。
前半終了直前に得たCKのチャンスが不発に終わると、そのまま敵陣深くでの相手スローインで始まったカウンターを許して失点。玉田とマギヌンに加えてバヤリッツァまでも体調不良で欠く名古屋は、心配された疲労も感じさせることなく立ち上りから互角以上といってもいい戦いを見せ、ボールこそ支配するものの肝心の得点に結びつく形は作れず。それでも後半に向けて我慢強く戦っていただけに余計に悔やまれる失点だった。
疲労や強風の影響もあり名古屋のサッカーを体現できていたとはいい難く、流れの中からの得点が期待できそうになかった代わりにセットプレーから効率良く2得点で逆転勝利は、今の苦しいチーム事情を考えれば理想的な展開だったといえる。少なくともこの日は強豪チームが持つような強さを見せてくれた試合でした。ただ、連勝の喜びもつかの間で明後日は広島戦。名古屋の試練は続く・・・。