柏戦から中3日で迎えたACLグループリーグ第4節、
アウェイでニューカッスル・ジェッツと対戦した名古屋は、
相手の意表をもつく3バックの新布陣が機能し、
“決意”を持った試合内容で主導権を握ると、
後半に小川のACL初ゴールで先制、
終盤には楢崎が相手のPKをスーパーセーブで阻止、
今シーズン初の完封勝利でグループ首位をキープし、
当面の目標である1次リーグ突破に向け前進する一方で、
ファウルを受けたマギヌンが前半に負傷退場と、
なによりも避けたかった事態が現実となり、
なおも試練は続く名古屋・・・
明日はリーグ戦第7節、
対戦相手の横浜FMは、
中澤がチーム残留を決める一方で、
オフの目玉だった中村俊輔の獲得は見送られ、
チーム生え抜きの田中隼麿も去り、
大きな補強の見られないまま開幕を迎えると、
案の定?スタートダッシュに失敗・・・・・も、
新人FWの渡邊が即戦力となり6試合で4得点、
ここにきて目指すサッカーが開花しつつあるのか、
神戸戦で大勝し今季初勝利をあげると、
前節には首位の鹿島を相手に引分けと善戦、
なによりも3日間のオフを入れ体調は万全なのに対し、
移動日を含めてACLから中3日と、
疲労の蓄積が無いはずもない名古屋は、
マギヌンはもちろんのこと、
復帰のめどが立たない玉田の欠場も決定的で、
救いは聖地・瑞穂でのホームゲームということのみ?
もっともそんな厳しい状況は開幕前から覚悟のうえのこと、
ここまで新人及び若手選手の著しい台頭は見られず、
むしろ戦力の底上げという点を嘆くべきなのかも・・・
とはいえ1勝2敗3分で現在13位のチーム相手に、
お得意の“優しさ”など一切発揮することなく、
ましてや新人FWにゴールを許すなどもってのほか、
田中隼麿にとって初めての古巣対決でもあるし、
名古屋に訪れるであろう輝ける未来のためにも、
名古屋のサッカーを見せて勝ってくれ!!
・・・と威勢よく言いたいところだけど、
かようなチーム状況ゆえに、
結果オーライで十分です・・・