ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

ゴール

2016-06-12 20:03:33 | 書道
新しい人が二人入会した。

一人はお試し。

道具も借り受けて雰囲気を味わうというもの。

完全に初めてらしく、
縦棒、横棒の書き方を
先生が手を添えて教えていた。

それでも苦戦していた。




もう一人は経験者。

30歳半ばから後半と思われる女性。


最初から私たちがやっている楷書・行書・草書の三体、
それに仮名文字のお手本をもらってやっていた。

私が来た時にはすでに書き始めていて
経験者としての判断はどうしてされたかも
不明だった。



その後、
「先生、みてください」と
作品を出す。

2点しか書けていないというが、
その大きさは私たちが作品で書く
半切よりも大きい。

普通の作品でないことは一目瞭然。

字もどうみても先生の流派。

ということは、先生と面識がある。
面識があるから作品を持ってきたとしか
考えれえない。


そして、彼女は、
先生の指導内容をメモしている。

逆いえば、そういう指導を受けてきたということ。

普通じゃない。



そして、雅号をみて答えが分かった。


その人は、経験者どころはではない。

師範で、教室もいくつかもっている。

市の展覧会はもちろん、
毎日展にも入選している人。



そんなひとが今更、なんで????



最後に、今日のお手本の添削を受けて
なおされていた。

師範でも。




いろいろなところで書道教室がある。

その「先生」の実力はどのくらいなんだろう。




彼女のように
教室も持っていて、
表現者としても評価されていても
このように教室に通う。


なにごともゴールはないとはわかっているけれど。



どういうことでこのような形で
教えを乞うことになったのか。

どこかで聞き出したい。
コメント
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