ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

開運 

2018-09-30 20:01:58 | Weblog
孤独を感じる。

肝臓の治療をしてから
時間を持て余すようになった。

それまで土日は寝ていたい、
時間があれば寝ていたい
という感じだった。



そんな生活を30年以上続けていれば
当然、友達は減る。



ご飯をたべにいっても
疲れてしまって
味もわからない。

噛む力もよわくて
とりあえず飲み込む。

体調が悪いときは
飲み込むこともできない。


一緒に食べていても
楽しくない人なんて
呼びたくなくなるよね。


買い物に行っても気分が悪くなってしまい、
人が物を選ぶに相談に乗れず、
適当に「いいんじゃない?」という。

最も調子が悪いことに、
顔つきにでていただろうけれど。


車で出かけても
紫外線の心配をして。

車に酔ってしまったり
めまいがでてしまったり。。。




会社でも
挨拶と業務連絡しか
話をしないことが大半。

以前は気にならなかったけれど
体調がよくなって
気になるようになった。

しかし、話すネタとか
どのように話したらよいか
わからない。



数少ない友達と
出かけても
次回の約束はしてもらえない。

「忙しい」と
必ず言われる。

それもかなりきつく。。。

私といると疲れるのかな???

もしかして私は、
相手のエネルギーを食べてしまうんじゃ
なかろうかと思うようになってきた。


だから、会社でも
人が避けていくのではないかと
思うようになった。




占い師二人から

「開運には水に関わることがよいです。
 滝をみにいったり、
 お水取りをしてみたり。
 そこから出会いも始まりますよ」

といわれてしたけれど、
滝は相性がわるいのか。。。

お水に行くと数日間は
気持ちが良い。

水を次の水くみまで飲めるはずもなく。。

開運に結び付いているとは思えない。。。



それでも、、
滝を見にいきたくなった。


しかし、片道2時間、
携帯電話も圏外になるであろうところに
一人で行く体力も気力もない。。

しかし、付き合ってくれる
人もいない。。。





美容院にいったら
「引きこもりの顔をしてますよ」
と言われてしまった。

この場合の引きこもりは
一日うつむいて仕事をし、
だれとも口を利かないということを
言っている。

会社に行ってもいても
ひきこもりはあるのか。。。


次に美容院で
「ら族さん、
 なにか連れてきましたね」
といわれてしまう。

美容師さんは微妙に
霊感があるらしい。

「ないってば。
 それにこころあたりないし」

「じゃあ、写真を撮りましょう。
 とって霊能者さんにみてもらいましょう」


結果。。。

「霊がついていることはない。

 調子が良いのであれば
 お祓いの必要はない。

 話にくれば楽になるのに」

だって。。。



マイナスオーラ炸裂。。。



霊能者さんと話して楽になるのか、
なかなか予約が取れない人。

ダメもとでメールしたら、
予約が取れた。
 


話が長くなったのでつづく。

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衝撃の対談

2018-09-22 22:33:40 | 身体のこと
他院の透析仲間に会う。

12年ぶり。


久しぶりあった彼女は、
顔はしわしわで肌の色は怪しい茶色。

明らかに透析不足ではないかという
色だった。

なんでやねん。。。。。





さっそく、ランチを食べる。

彼女は焼きそばを頼んだけれど
焼きそばに入っている野菜も
ミニサラダの生野菜も食べない。

店員がまわってきたとき
「下げてください」といって、
皿をさげてもらった。


「私、カリウムが高くて
 全く野菜が食べられないの。」

      


今時、全く野菜が食べられないなんて。。。

それって透析不足じゃないの???


「普段は4時間透析だけれど、
 カリウムが高いから
 週末は薬を飲んで
 週初めの透析は4時間半するの」


内臓で出血傾向があれば
カリウムが高くなることもある。

けど、高すぎ。。。


この人は、腎臓病歴は私より長い。

もっと能力の低いダイアライザーの時代を
知っている。

だから、無謀な食生活をしているとは
思えないし、口ぶりからしてもしてない。


「カリウム高いのは、透析不足じゃない??
 
 ダイアライザーの大きさは?」

「大きさはわかんない。

 だた細くて小さいよ」


なぜダイアライザーの大きさがわからないのか。。

という私もこの数年、メーカーと膜の大きさは、
覚えているけれど
製品名は覚えていない。。。

(ただ単に●社の膜と相性が悪いだけ。。。)

似たもの同士か。。。。。。。



「私、2.1の膜で血流220で、5時間透析」

「なんで????
 そんなに体大きくないのに、
 そんなに透析をする必要があるの???」

「β2が高くて、
 あれよあれよとダイアライザーが大きくなって
 ダイアライザーに適した血流量ということで
 血流量があがって。

 それでもあまり効果がなくて、
 長い透析は体に良いと聞いて
 希望で5時間透析にしてもらったの。

 β2も高いこともあって、
 主治医は反対しなかった」

「5時間って昔の透析じゃない。
 
 β2か。
 自分の値がわからない。。」


昔の自己管理という言葉で
管理していた人には思えない。。。。。。


「なんでβ2って高くなるの?」

ということは低いのかな???

「私はC型肝炎があって
 それで高かった」

「あるよね。
 私も。●●さんもだよ。
 その時代ってみんなそうだったよね。」

「治療終わった?」

「治療できないって言われた」

「いつ、どこで???」

「●●病院。
 (彼女の住んでいる地方の基幹病院)

 肝機能が3桁にならないとできないって言われた。」

「できるよ。3桁じゃなくても。

 私やったもん。開業医だけれど」

「開業医でもできるの?」

「私も基幹病院で同じこと言われて、
 調べなおしてもらったら
 今は3桁でなくてもできるようになったけれど
 透析患者と自己免疫疾患には
 できないって言われてたの。

 で。開業医でやっているところがあるって
 きいていった。
 
 薬は半年飲むだけだったよ。

 今は3か月になったらしいけれど」

そこの診察券を出した。
早速検索していた。

「遠いけれど、
 予約制で行けばすぐに見てもらえるし、
 調剤薬局もすぐに薬を出してくれるから
 トータル20分くらいで済むよ。

 基幹病院の駐車場から診療棟への
 移動や、予約制でも待たされることや
 会計と薬局で待たされることを考えると
 絶対、時間短縮できるって」

「なにがかわるのかな。。」

「体が楽になるし、
 肝硬変になることもなくなるし」

「そうなんだ」


行く気がなさそう。。。





「ら族さんのところは、
 血圧計ってまきっぱなし?」

「測るときだけ」

「うちは透析開始からずっと巻いているの
 で、一時間おきに測るの。」

「え。。。
 うちは、開始と3時間目と4時間目と終了だけだよ。
 だって、ご飯も食べるし。」

「いいな。
 私なんて血圧が低いから
 開始時からずっと血圧を上げる注射をしている」

え。。。いまどき。。。。。?




「シャント肢、手根管の手術を3回もやって、
 ばね指もでてきてしまって
 今は握力が一けたしかないの」

「え。。。どこで手術したの?」

これは県内で有名なところ。

でも3回って何??????


「肩もおかしくて
 骨に嚢胞ができているの」

     


水の質がわるい。。。。。


「正座もできる?できないでしょう?」

「え。。。私できるよ」

「なんで???

 階段の登り下りも
 うまく膝がまがらないし痛いしで」








噂にはきいていたけれど、

透析液の元となる水の真水度によって、
手根管の発生率や骨の嚢胞の発生率や
関節の可動域が狭まる率が違うとは
聞いていたけれど。。。


彼女は2度移植をしている。

3度目の透析から今に至るまでは
彼女の方が5年ぐらい短い。

それでも、こんなに違う。。



昔は、透析を初めて
10年たてば体が痛くなって
20年たてば寝たきりになるといわれていた。

手根管も透析を初めて
10年も過ぎればなってくるとも。


今時体の痛みもなくなり、
手根管も20年過ぎて
たまに手術をするひとがいるけれど
頻度は少ない。

それはダイアライザーがよくなったことと
透析液の考え方が変わったからと聞いていた。



衝撃の対談だった。


彼女は個人病院でなく
透析専門病院の傘下にあるクリニック。

先端の透析医療をしていると思っていた。

それでも水に対する考え方がこうなんだと
ショックだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これをスタッフに話したら
「あの病院に限ってない。

 内覧会で設備をみたし。

 オンラインしているから
 なおさら水の管理はしっかりしている。

 その人の体質的なものとしか
 考えられない」

と。

そんなものなのかな。。。
 
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ドラマの中のありえない設定

2018-09-15 23:27:14 | Weblog
テレビ朝日系列「刑事7人」


今シーズンの放送は終わりました。

監察医をいれて7人っていうのは
どうなのよ。。という気もしますが。。


あと、今、資料室で読んでいる事件記録に
関連する事件がタイムリーに起きて、
「事件は終わってなかった」というのは。

タイムリー過ぎる。



平均して、犯人が意外過ぎて
その動機も意外過ぎて面白い作品でした。




その中で、
現実ではありえないという話がありました。


山中で埋められた身元不明の遺体が発見されます。

結果として、父親の年金を頼りにしていた女性が
父親がなくなり、
年金を打ち切られるのを恐れて
埋めたものでした。


でも。。。

父親の年金を頼りにしているのに、
どうやって、遺体を運んだの???

車の維持費もばかにならない。

車を持っていた気配もない。

車を借りれるお金もないはずだし。。


車があったとしても
山深くまでどうやって運んだのか?

女一人で男性を担げるはずもない


運ぶには協力者がいるはずで。


現に、このようは親の年金が必要で
親の死亡届を出さなかった人の
ほとんどが遺体を自宅に放置していた。

庭に埋めていた人もいたかもしれないけれど、
山中まで運んだという例は皆無だと思う。

理由は運ぶ手段がないから。


別にこの親子がいなくても
話は成り立っていたと思うので、
残念なネタになってしまったような気がしました。



最近の刑事もののドラマって
犯人が最後までわからないから
面白いですね。
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台風での出来事

2018-09-06 22:51:40 | Weblog
火曜日のこと。

台風で近隣の支店が
午後から臨時休業すると連絡が入った。

管理職は
「この天気で帰る?
 逆に会社にいて、
 残業してから帰った方が
 (台風が通り過ぎて)
 安全ではないか」
といっていた。

実際、その時、あまり雨も吹いてなく、
風もそれほどではなかった。


その後、他の支店も表向きは、
「自己判断」という形で
午後から帰宅しても良いという連絡が。


よって、
くやしいから帰ろう。
女性は正午で帰りなさい

と会社を強制退去させられた。


くやしいってなんなの?????


男性陣は平常通り。。。。


強制退去してから、
公共交通機関はすべてとまり。。。。。。

英断だったかも。。



しかし、家にいて
家は揺れる。

ラジオを聴いていると
市内いたるところで停電が。

物が飛んで電線をショートさせたり、
木が触ってショートさせたりと
いろいろあるだろう。



台風で停電。

台風と透析が同じになると
病院からの行き来の風が気になるところ。

今まで停電で信号が消えてしまうとか、
停電で透析ができないということは
なかった。

想定外。


もし停電したら
病院から連絡が入るのかな?
「本日の透析は中止です」って。

それより、
固定電話が使えなくて電話がかけられないとか。。
逆に受けられないとか。

リスクマネジメントがまだまだ甘いのかも。





と書いていると、
関西の状況はかなりひどかった。

月曜日の時点で
会社関係は翌日の休みを決めていた。

公共交通機関が止まることが
決まっていたから。

実際、台風当日は、
トラックが横転し、
屋根や壁が飛んだり、
マンションの窓ガラスに飛んだものが
突っ込んできて窓ガラスが割れたりと
かなりの被害だった。

たぶん、透析関係も
透析をしないという前提だったと思う。

そしてまだまだ停電をしているところが
あると思う。

自分たちが被災者になったらと思うと
ぞっとする。



そして今日の北海道の地震。

人口が密集していない分、
被害が少ないのか。。。

まだ情報が入っていないだけなのか。


かなりのところで停電、断水をしている。

これもいつ復旧するかわからない。

まだ、雪の季節で
雪が積もっている中での
地震でなかっただけでも幸いかもしれない。



病院のリスク管理を言う前に
私自身のリスク管理はどうかと思う。

スマホが使えないときのために
手帳に必要なところの
連絡先を書いて置くとか。

停電用にろうそくとか
水を溜める容器を用意して置くとか。

もちろん非常食も。


今週はいろいろ考える
一週間になった。


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いつでもおいでね

2018-09-04 17:22:19 | Weblog
透明なゆりかご NHK総合 金曜日夜10時から



アオイという産婦人科の見習い看護師の目から見た
出産にまつわる話です。

一話完結なので、いつからでも見ることができます。



24日夜は、「いつか望んだとき」

以下は、私の記憶で再現しているので
実際のセリフと違ったり、
語った人が違う場合があります。
ことご了承の上、お読みください。

ネタバレありです。







<あらすじ>

アオイは同じ年齢くらいの
不良少女風の姿の少女と知り合いになる。

少女は、アオイの勤める病院に
中絶手術はいくらかかるかと聞きに来て
10万円と聞き、
そんなお金は用意でいないと
アオイを連れて他の病院へ行く。


そこは山の中の古い民家で
建付けもわるくなっていて、
病院の看板さえも出ていない。

手が震えるおじいちゃんが
手術をするというのだ。

老夫婦は
「よく来た」と
明るく出迎える。

そして同意書もなして
友達を連れてくれば
(手術が終わるまで待っていてくれる人)
手術代3万円でしてくれるという。

アオイはもぐりの医者と思う。

おじいちゃん夫婦は
「法律上同意書は必要ない。
 同意書を書かせても
 みんな偽名を使うから意味がない」

「本当はただで手術をしてあげたいけれど
 ただは法律上まずいといわれて
 必要経費分だけもらっている」

という。


(必要経費といっても
 すでに出産は扱っていないようだし、
 家も傾いていて
 収入といえばこの中絶手術だけのように
 思うけど。。。byら族)



少女の手術が終わり、
休んでいる間、
アオイは老夫婦を話しをする。

こんなことをしていては
安易に妊娠し、安易に中絶する人が
くるようになってしまうのではと
疑問を投げかける。

老夫婦はいう。

中絶に来るのは、
若い子だけなく
結婚している人も来る。

そんな安易な気持ちできているわけではない。

もっと女性が生きやすい世界なれば、
ここに来る人はいなくなるだろう。と。


腑に落ちないアオイ。


そして民家を出るときには
「長く歩くことは体に良くない。
 バスに乗って帰りなさい」
とバス代を出してくれて
「いつでもおいでね」と
笑って、見送ってくれた。

いつでもおいでね。と笑顔。

どうみても営利目的にしか思えないアオイ。



少女はアオイにいう。

ここは以前、中絶に来たことがあって、
老夫婦が自分のおじいちゃんおばあちゃんに
見えてしまうから来たくなかった。

私もバカだけれど、
赤ちゃんもバカだよ。
産めない私のおなかに来なくてもいいのに。





自分の病院に帰って
アオイは院長に聞いてみる。

どうして中絶手術をするのかと。

院長は、
嫌な仕事だけれど、
断れば他の病院に行ってするだけで
根本的な解決にはならない。

だから、次の妊娠のための準備と
考えるようにしている。

と答えた。





そして、老夫婦には過去があった。

昔、女子高生が中絶手術の相談に来た。

そのときいろいろなことを聞いてしまったばかりに、
女子高生は手術を受けずに、
おじいちゃん(当時は若かった)の
目の前で自殺をしてしまったのだった。

それ以来、
妊娠相手のことなどは聞かないことにして
「おなかを掃除してきれいしてあげて
 元の生活に戻してあげる」ために
中絶手術を続けていたのだ。

同じように苦しんで死ぬ人がでないように。


また、「いつでもおいでね」は
また中絶にいらっしゃいでなく、
いつかは子供産んで見せにきてね
という意味合いでいっていたのだ。

幸せを祈ってのセリフだったのだ。





深いテーマでした。


タイトルの「いつか望んだとき」というのは
いつか自分が子供が欲しいと望んだときに
ママになってねという意味だと思います。




女性が生きにくい世界。

暴行による妊娠もあるし、
出産できない環境もある。


人知れず中絶しなくてはならない
苦しみや悲しみ。

中絶=殺人と責めたりするのでなく、
何も聞かずに受け入れることも
必要なんだなと思った。


あの老夫婦は、
生きている限り、
死んでしまった女子高生の弔いのために
中絶手術を続けていく
覚悟でいるんだろうな。。。

医師として
ごく当たり前に
どうして中絶しなくてはいけないのか
と聞いだだけなのに。。。

そこまで責任を感じなくてもと
思った。





奥が深いドラマです。

ぜひ、みてください。
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