山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

今さら、都知事選について

2016-08-06 11:42:56 | 日記
ダンロップのスニーカーを選ぶ人間が、「情弱だ」などとネット上で、ぼろくそけなされているが、それ以上にぼろくそけなされていたのが、今回の都知事選の鳥越候補だった。
今さらであるが、鳥越さんについて書いておきたい。



というのも、私は今回の選挙で鳥越さんに一票を投じたからである。ただ、その判断が適切だったのかというと、今になっては、適切だったとは思えなくなってきた。(ただし、かといって、小池さんや増田さんに入れればよかったというわけではない。)



鳥越さんに投票した主なる理由は、安部政権の経済優先の方針に反対しており、つまり自民党の方針に反対であり、反原発、反憲法改正であったからである。そういうことは、都政には関係ないというが、直接現時点で関係ないにしても、そういう思想の持ち主であることが、様々な都政上の判断に反映してくるであろうと思えるわけで、そういう人格者であることを評価したといえる。(鳥越さんの演説は聴きにいきました。)



私は元々、前回の選挙では、宇都宮健児さんに投票している。今回、宇都宮さんが鳥越さんに候補を譲ったことから、宇都宮さんの意思は、鳥越さんに託されたと思っていた。

しかし、後になって鳥越さんの言動を見て見ると、あまりにも都政に対して知らないことが多すぎて、こんなに都政に関心のなかった人が、単にジャーナリストであったとか、平和と安全を願っている良識のある人間であるというだけで、都政が任せられるのかと不安になる状況は否めないのだ。



また、やはり最初から不安であったのは、76歳という年齢であり、やはり年齢からくる思考や判断の衰え、そして体力の衰えも否定できない。
「昭和15年生まれで、終戦の時に20歳だった」というのは、単に言い間違えだとはいえ、やっぱり、そういう言い間違えをしてしまうのは、問題だと思う。
また、若い女性に対するスキャンダルも、火のないところに煙は立たないんだろうと思える。



宇都宮さんは、結局、鳥越さんの応援をしなかった。
また、なんで宇都宮さんが候補を降りたのかといえば、本人の積極的な判断ではなく、脅しの電話などが殺到したかららしい。

これまで何度も立候補してきたのに、宇都宮さんが今回候補を断念したのは、本当に残念である。共産党はどうして鳥越さんに乗り換えたのであろうか。
宇都宮さんは現在69歳で、都知事としては60代最後の立候補になったはずだ。
野党は、76歳にもなる後期高齢者の鳥越さんのような人しか担ぎ出すことができなかったのは、情けない結果だ。

私は立候補していない宇都宮さんの名前を投票用紙に書きたい気分だったけど、無効票になるだけなので、鳥越さんに入れることにした。

選挙結果は、世論の通りであった。

鳥越さんが、選挙が終わったときに、池上さんの質問に答えなかったのも残念な態度であった。負けた候補者は、きちんと見解を述べるべきだろう。

結局、今回の選挙で一番一生懸命だったのは、小池百合子氏だったのであり、一番都政について考えていたのかと思う。60代前半で体力も気力も充分である。
だから、彼女が都知事になって良かったのだと思うし、多くの人が確かな目で小池さんを選んだのだろう。(私は、小池さんについては、自民党でありながら、自民党を敵に回して勝手なことをする人でいいのかと思い、選挙前は好きになれなかった。)
(国政と都政の関係、自民党の裏側の事情とか、よくわからない。)

舛添さんのときは、多くの都民が確かな目で選んだはずだったけど、あんな結果になってしまった。しかし、今回は、あんなことはないはずである。

増田さんについては、特に言及しない。あの人は自民党から担ぎ出されて頑張っただけである。(都連に都合のよい人だったのか?)

小池さんが、東京都連とかいうのを敵に回して、今後どうなるのか心配だが、悪い慣習を一掃し、都政がよりよくなることを願うのみである。

写真は、鳥越さんが小金井に選挙演説に来たときのものです。
以前、ブログにアップしようと思って画像登録してあったので、もったいないから載せておきます。

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