もう2週間も前の話ですが、父の命日の頃にお墓参りに行きました。
実家の母(92才)は、前回の春の彼岸に「墓参りはきついから最後だ」と言っていたのですが、今回も墓まで歩いて行ってきました。
そして、母は草取りが得意なので、墓の周りの草取りや草でない植物の手入れなどをしました。
その時に、ウグイスの声も聴こえたのですが、それとは違う鳥の声が聴こえていました。それが、私にはウグイスに似ているけど、ウグイスではないな、という印象で、
ホッホッホケッケキョ ホッホッホケッケキョ
みたいな感じに聴こえてきたのです。
ちょっと品の良い鳴き声です。イメージとしては、緑色でウグイスよりもちょっと大きめの鳥というのが、私の空想です。初夏の山にいい感じ。
それで母と鳥の声を聴きつつ墓の掃除などしていたのですが、
母が言うには、あの鳥は「ボッコウッチャッタカ ボッコウッチャッタカ」って鳴いてるって子供の頃から教えられてた、とのことです。
へえ~
それを聞いたとたんに、その鳥の鳴き声は もう
ボッコウッチャッタカ ボッコウッチャッタカ 以外には聴こえなくなってしまいました。
何度聞いても、もうボッコウッチャッタカです。
ボッコとはボロのことです。ぼろ布や着なくなった古い服などですね。
それを「売っちゃったか?」って聞いてる。つまり処分したのか?って聞いてると思ったのですが、昔はボロを買う人がいたんだ、と最初は思ったのでした。
でも、「うっちゃる」という言葉は「捨てる」という意味でもあるので「ボッコ捨てたか?」って言ってるのか?
どっちみち、これまで家にあったボッコは処分しちゃったかって聞いてるんですよ、鳥が。断捨離したんかい?ってことかな。
それにしても、誰が「ボッコウッチャッタカ」なんていうふうに聴き取ってしまったんでしょうね。
これは、昔の静岡県の人の耳にはこう聴こえたのか?それとも母の実家に限るんだろうか?
ということで検索してみると、確かに「ボッコウッチャッタカ」って鳴くというのが出てきました。
その他には、
オトトコソ オトトコソ
テッペンカケタカ
トッキョキョカキョク
キョッキョッ キョキョキョ
などという聴こえ方があるようです。
そして鳥は緑色ではなく、オスは灰色っぽく、メスは茶色っぽいようです。
きれいな声なんだけど、なんでそんな風に聴こえるのかな~
東京都内で鳴き叫ぶホトトギスの鳴き声
丁度良い動画をyou tubeで見つけたので共有させていただきました。
私としては、全然うるさくないけどね。
ホトトギスの声を聴きながらの墓参りは気持ちよかった~