山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

馬頭尊

2021-10-24 23:13:17 | 日記2021

瑞穂町郷土資料館の駐車場のところに「馬頭尊」という石碑があります。

これは、元は瑞穂町むさしの地区、福生街道と川崎街道の交差点にあったもので、明治40年11月に建てられたものだそうです。

川崎街道は川崎村(羽村市)と石畑村(福生市)を結び、福生街道は福生村と箱根ヶ崎村(瑞穂町)を結ぶ街道だったそうです。

当時、この一帯は開墾地で、人通りが少なく、人馬の交通の安全を願って建てられたもので、これがあったところは村境だったようです。

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土地勘がないので、実際の場所がどこだったのかよくわかりません。実際にこれが建っていたところに行ってみたいものですが、今は昔とは道路なども変わっているのでしょう。

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ところで、普通はこのようなものを見ても、私はほとんど興味がなかったと思います。

しかし、今ちょうど、you tubeでスーツさんの「自転車で行く中山道の旅」を見ていて、最近10回目が公開されたところでした。

そこで、大井宿のところに「馬頭観音」というのが出てきて、昔、運送に携わった馬の苦労をねぎらい、上宿8人の女講連中が石碑を建てたということを紹介していました。

また、別のところでも、馬頭観音の石碑を紹介する場面があります。

それで、なんかとても感慨深いというか、当時大変な苦労をして険しい山を超えたりして移動していた人や馬の安全を願う気持ちが、これらの石碑に込められていたんだなと思うと、その存在意味を強く感じるようになったのです。

スーツさんは、大井宿の馬頭観音のそばで、自分の電動アシスト自転車を馬に見立てて話していました。確かに、現代の馬は自転車でもありますし、自動車でもありますね。動物や乗り物のお陰で物を運んだり移動できることに変わりはありません。

そして昔に比べたら現代はどんなに楽になったか知れませんが、今も旅行の安全を祈ったり、交通安全を祈る気持ちは変わらないものですね。

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昔の街道は、中山道や東海道に限らず、この近辺では、福生街道や川崎街道などがあり、私の行動範囲内では、甲州街道・青梅街道・所沢街道・五日市街道・府中街道・小金井街道などがあり、昔のことを想像するといったいどういう感じだったのかなと興味がわきます。

一里塚と同じように馬頭観音や馬頭尊にも関心を持つようになりました。

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馬頭尊の石碑があるところは、瑞穂町の郷土資料館の駐車場です。

こちらは、運動場もありました。

駐車場は空いていて、何時間置いても無料で良いですね。

この画像から右方向に馬頭尊の石碑とレンガの煙突がありました。

(追記:馬頭尊と馬頭観音の違いですが、馬頭尊は神道で、馬頭観音は仏教なのだそうです。)

 

 


キイジョウロウホトトギス

2021-10-24 00:56:21 | 植物・花・木

10月9日に、瑞穂町の耕心館でみた「キイジョウロウホトトギス」という花をご紹介します。

この花は、この日初めてここで偶然出会ったものでした。

これが、耕心館の入り口で、中の庭には山野草がたくさんありました。

そこで、色々見ながら奥に入っていくと、あるご婦人が花を探していました。

探していたのは、上の②の写真の「キイジョウロウホトトギス」というものだそうで、7日に読売新聞に掲載された珍しい花なのだそうです。新聞によるとこちらに咲いているとのことで、それを見にいらしたそうです。

私は、新聞も見ていないし、そのような花がどこにあるのか、全く気付かなかったのですが、通りがかりの年配男性が入り口のそばにあると教えてくださったので、入り口のほうに戻っていきました。

すると、このように立て看板もあり、新聞記事も紹介されていました。

これはホトトギスの仲間で、新聞の写真ではこのように花の中が赤く見えているのですが、実物は黄色くて縦長で中は全然見えないので、写真のイメージとは全然違います。
新聞記事を見て来た人も気づかずに通り過ぎてしまったようです。

花はホタルブクロのようだなあと思いましたが、葉っぱはたしかにホトトギスの葉のようですね。

すると、男性が下からのぞくと中が写真のようになっていると教えてくださったので、その御婦人といっしょに下から花の中を覗こうとしましたが、なかなか見えません。

男性が、下からスマホで写すと見えるというので、早速やってみました。

御婦人の方が、こうやって写しておられます。
私もやってみましたが、・・・

近すぎたのかピンボケになってしまいました。

しかし、私はカメラも持っており、カメラで撮ったほうは何とか写っておりました。

このお花、大変貴重なもので、絶滅危惧種なんだそうです。

さっき、調べてみたところ、漢字では「紀伊上臈杜鵑草」と書き、元々は紀伊半島に分布しているものだそうです。

昔から観賞価値の高いもので、「山里の貴婦人」と言われていたようです。

自生地の紀伊半島では、人々が採ってしまいほとんど見られなくなり、人が足を踏み入れないようなところにわずかに生育しているものとなってしまったそうです。

花は5日間くらいしか咲かないようです。

こんな貴重なものを、偶然に見ることができてよかったです。

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ホトトギスという植物は日本に10種類ほどあるそうです。

③の写真のタカクマホトトギスというのは、これだと思います。

花の時期はちょっとすぎてしまっているようでした。

漢字では、高隈杜鵑草と書くようです。

普通のホトトギスはこれ ↓ ですね。

これは、よく見かけるものです。

色々なホトトギスを見ることができてよかったです。