山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「児孫のために美田を買わず」か

2014-10-04 23:02:48 | 日記

今日の、毎日新聞のクロスワードで知った言葉です。西郷隆盛の詩の中の言葉だそうです。

子孫のために財産を残すと、それに頼って努力をしないので、財産を残さないという意味だそうです。
元々財産の無い庶民は、美田など買えないので、残しようもありませんが・・・。

元の詩を調べてみました。

偶成   西郷南州

幾暦辛酸志始堅    (幾たびか辛酸を歴て志始めて堅し)
丈夫玉碎恥甎全    (丈夫玉碎すとも甎全を恥ず)
一家遺事人知否    (一家の遺事人知るや否や)
不為児孫買美田    (児孫のために美田を買わず)

意味
何度か辛いことにぶつかって私の志は初めて固まった。
男子は玉のように砕け散って立派に死ぬべきであり、
敷瓦のようにつまらないものとなって生きるのは恥だ。
私の家の家訓を人は知っているだろうか。
子孫のために美田を買わない。(財産を残さない)

「玉碎恥甎全」の部分は、中国のことわざがあるようです。
宁为玉碎,不为瓦全 ( nìng wéi yù suì,bù wéi wǎ quán )
玉となって砕け散ろうとも,瓦となって全うすることだけはしない
→正義のために潔く死ぬとも生き恥をさらしておめおめと生きながらえない。=宁可玉碎,不能瓦全.

題名の「偶成」とは、詩歌などが、ふとできあがること、またそのできた詩歌のことだそうです。

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私事ですが、最近、出費がかさみ、親からもらった定期預金をいよいよ解約しようと思っています。それで、車の車検と保険の銀行引き落とし、結婚式の御祝儀・フォーマルウェアの購入、にあてる予定です。
もし親からもらったお金がなかったら、どうしているんだろう。もっと節約生活をしているんだろうなあ。車は買わなかっただろうなあと思います。

でも、せっかくもらったお金ですから、有効に使うのも良いかもしれない。
人間ゼロからなんて、いったい何ができるでしょうか?親が築いたものを受け継げば、さらなる発展ができるというのは、周囲を見渡しても言えることです。
親が家を買ってあれば、新しい家を買う必要もないですし、そのお金をもっと有効に使えるでしょう。生きて行く上で、土台があるというのは、ありがたいことだと思います。

私は、財産家に生まれた人は、土台があって「ずるい」「不公平だ」と思っていましたが、そういう家に生まれた人は、それを利用しない手はありません。どんどん利用したらいいと思います。

でも、自分で苦労しないで得たお金は、軽く使ってしまいがちです。それは気をつけなくてはいけません。
財産を食いつぶさないよう、さらに増やすように頑張ってください。

あっ、人のおせっかいをしているどころではない。
節約節約。なんとか使いこんだ分を取り戻すように、今後頑張らないとね。


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