花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

ホソバノツルリンドウ

2009-10-29 | 山野草
山野草
■あまり元気がなかったけど開花■ホソバノツルリンドウ
 気に掛かっていた花があり見てきました。小さくて細い蔓に沢山花をつけ種も大きいと言うこの花はホソバノツルリンドウ(リンドウ科)。
       
手の上に載せてみました。
       
元気な株にはこのように沢山の蕾をつけます。でも、巻きつくのが殆どススキなので丈夫なのでなければ倒れこみ悪くすればススキの茎とともに先端は折れ枯れる。
           
近づいて撮影しても中は見られません。花びらはリンドウですが4枚、それと細い葉が特徴です。色は白に近いのから薄い紫まであります。
       
これは巻き付けなかったので下のほうで固まって開花しています。
           
殆ど白に近いのを覗き込んで写しましたがオシベ・メシベがどうなっているのか分かりませんでした。
           
これは蕾の付き方が物凄くよい株です。しかし、全部開花するかどうかは不明。と言うのは咲き始めるのがリンドウの中でも遅く10月中旬となります。山では霜が降りススキに守ってもらわなければ寒さにやられ枯れるのです。今年は雨が少なかったので開花に必要な条件もよくないのです。
        
生態もあまりよくわかっていない植物です。多分ススキに(寄生・バクテリア?)といわれているちょっとミステリアスな植物なのです。高知県内でも今自生地が確認されているのは2ケ所だけのかなり貴重な花。「ホソバノツルリンドウ」を探す楽しさに目覚めてみませんか?ひょっとしたら近くの広い(かなり沢山のススキを必要とします)ススキの原にいま咲いているかも知れません。霜が降りるまで期間がありますので楽しんでください。発見したら牧野植物園に報告をお願いします。

コメント
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