三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

あの日あの時 ~マルヨンは鳴いていた 1

2015年09月11日 | ノスタルジック航空写真館
一向に終わらない長雨に、カビの生えそうな日々
6月の梅雨よりも雨量が多いのでは???

遠征もできない日々に、昔のフィルムをスキャンしましたが
カラーは色が出なくてね・・・

今回は40年程昔の画像を出してみます


 マルヨンは鳴く!
  泣く のではなく 鳴く

聞いたことはあるが、現役当時のマルヨンを見てないので~
という同業者が増えている

まぁ単純に自分が歳をとったということだが・・・

とここまで書いて、コレってマニア以外まったくわからない話だろうな(汗


マルヨンとは航空自衛隊の戦闘機 F-104J のこと

空飛ぶ鉛筆とか、最後の有人戦闘機などと言われ
1960年代から1980年代初頭まで日本の防空を担った機体だ

実は、こいつは鳴くんだ!
離着陸時のみならず、エンジンは独特の響き音を発生し
何処にいても音だけでマルヨンを特定できた


航空自衛隊基地とは無縁の信州人が
マルヨンを初めて見たのは、1973年の入間基地で行われた国際航空宇宙ショー
上空通過のみだったが、初めて飛ぶ姿と独特のエンジン音を聞くことができた
(当時の入間基地は、F-104 の離着陸は滑走路長の関係で不可だった)

そんなマルヨンに初めて近くで対面したのは
1975年(昭和50)10月10日、晴れの百里基地航空祭だった


友人から借りた標準レンズの一眼を持参
初めて見るマルヨンやファントムの列線に興奮を抑えきれなかった


この時は米海兵隊のハリアーも展示飛行を行ったが、機体は AV-8A だった
筑波山をバックにデモを行い~ って今回はマルヨンの話だったね



 


すでにこの時、赤の梅マーク 207飛行隊は那覇に移動後で
青の梅マーキング 206飛行隊のみだったのは残念
でも色の違いがわかるのはカラーのおかげ

ここからはモノクロ画像で紹介です

自前のカメラと望遠レンズを手に入れ
再度、百里を目指したのは 1977年(昭和52年)10月2日

ファントムがこんなブレイクを見せてくれたなんて~ 「あの日に戻りたい!」
って今回はマルヨンの話だったね(大汗


カラーフィルムは多くは買えなかったが
フィルムには関係なく、独特のエンジン音を全身で浴びることができた






T-33の整備員がいい感じ! とシャッターを切ったと思うが
右奥に小さくパラシュートパックを背負い、マルヨンに向かうパイロットの姿が貴重


配備間もないファントムと対峙するマルヨン

機体の大きさも、複座のファントムと単座の違いはあるにせよ
マルヨンは細く脚も短く、他機と並ぶとその小ぶりさに驚く
このアングルだと望遠効果もあり、機体の大小をあまり感じさせないね


F-15よりも戦闘機らしい感じで、カッコイイ!

こんなアングルだけでなく、色んなシーンをデジタルで残したかったな
 あの「鳴く」音もね

                                              ~つづく
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マルヨンは自分にとっては歴史の中 (F.Y)
2015-09-13 00:23:30
こんばんは。

マルヨンは、千歳に保存機とゲートガードあるので、本物を間近で見たことがありますが、動いている姿はユーチューブの動画でしか見たことが無いです。

時々出てくる、ノザワヤさんの貴重な記録写真。また楽しみにしています。
返信する
F.Yさん こんにちは (ノザワヤ)
2015-09-13 07:34:00
マルヨンの飛行動画はユーチューブでも少ないですね。
現役ではないので仕方ないのですが、あの鳴きを
なかなか聞くことができないのが残念です。

古い画像を出せるのは単に私が歳をとったということで(笑

F.Yさんの画像も、陸自のメジャーではない車両の画像等は
私は初めて見るものばかりで楽しませてもらってます。
返信する

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