三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

信州人が 「山の日」 に思うのは~

2016年08月14日 | Weblog
だいそれたタイトルにしてしまいましたが
先日の8月11日は「山の日」ということで世間は祝日

上高地をはじめ、初めての祝日に因んだイベント等が各地で行われた長野県内でした


 (仕事先のビル内を廻っただけで幾つもの案内パンフ捕獲)


この時期、我が家は息子が小学生の頃まで、夏休みのレジャーといえば「海」が定番でした

なんたって信州人なんです
  どこへ出かけても、海が 一瞬見えただけで「アッ! 海だ!」
           と叫びたくなるのは、信州人の性ですからね(爆)


それでも普段から山(アルプス)は、あまりに身近な存在

 (乗鞍スカイラインから見た、手前の 焼岳 と奥に見える 穂高連峰)



育ちが長野県人なら、大抵は歌える「信濃の国」をはじめ
小中高の校歌にはアルプスか山の名前が必ず入っているのも長野県

窓を開ければ 否応なしに目に入るのが山(アルプス)なんです

そんな環境なのに、本格的な登山の経験は 「学校登山」 の時だけ
 ~という長野県人が多いのも事実

 「学校登山」?
そう長野県では昔から中学で、一泊二日程度の本格的なアルプス登山を行います

今も八割以上の学校で行われている、修学旅行と肩を並べる重大な学校行事

我が家では全員が地元出身者なので 爺ちゃんから息子まで
同じ中央アルプスに学校登山で登っています

その中で、 婆ちゃんだけは 高山病にかかった経験者だが・・・(笑)


 (これが中央アルプス、千畳敷から見た宝剣岳 方面)


 (山の天気は気まぐれ、すぐにガスったり晴れたり)

 爺ちゃんの登山、足元はゲートルに脚絆(きゃはん)
 婆ちゃんは、足袋にワラ草履を何足も自分んで編んで持っていたとか
 戦前、戦中の時代ですからそんなもんです

ならば、足元ついでに、私の時代はスニーカー、息子は登山靴
スニカーは後でも使えますが、登山靴はそれなりの使い道しか・・・
もったいないから、登山靴は私が山奥に遠征?に行く時に今でも使ってます(笑


 (千畳敷カールから駒ヶ岳を目指す、一番窪んだ峰まで一時間の道のり、下りは私なら20分かな)


 (カール内には、猿が目立つのがなんとも・・・)

学校登山で泊まる山荘では、上を向いて寝られません(笑
布団一枚に2~3人が横向きで押し込まれ、ウナギの寝床というよりもドジョウの寝床状態でした(爆
約100人が大きくもない山荘の部屋に押し込まれるのだからね、~それも思い出
標高の高い山荘の朝食、沸点の低いみそ汁が美味かった、~これも思い出さ


学校登山で知る、登山の最低ルールは今でもいきてる
学校登山 以後も 中央アルプス駒ヶ岳には、途中までロープウェイを使ったが数度登っている
 (当たり前ですが、学校登山では下界の登山口から徒歩にて登ります)
    

ベテランと思われがちな、中高年のハイカー達の中には
この最低限な「挨拶」さえ出来ない輩がいるのは、歳くってからの俄か登山者なのかな(汗


 (一番窪んだ峰へ登りきると「宝剣山荘」が目の前に、そこから「駒ヶ岳 主峰」方面を見る)
 (奥に見える主峰まで片道1時間、下界からは既に2時間経過し、時間的に無理と判断し途中撤退でした)

学校登山によって登山が、山が、好きになったという話は聞かない
決して楽ではないので「二度と登りたくない」と聞いても、「山が嫌い」になったというのも聞かない

仕事仲間には、早朝から登山口に出向き登山者カードの提出を促すボランティアや
遭対協に登録され、山岳遭難発生時には実際に救助活動をされていた方もいるが
やはり、学校登山がきっかけではないとのことを聞いたことがある


 話は変わるが~ この中央アルプスの「駒ヶ岳」は全国的には「木曾駒ヶ岳」と呼ばれるのだろう
 でも、私の住処方面でそう呼ぶ人はなく、「西駒ヶ岳」が一般的
 「東駒ヶ岳」と普通呼ばれる山は、全国的には「甲斐駒ヶ岳」 とも言われる
 海と違って、見える地域により山の名前も変わるなんてのも面白い

 それと運が良ければ、お山の上からは飛行中の自衛隊機が案外近い下界に見えたりも

一年中、山(アルプス)を見て季節の訪れを知り 天気さえも占う
私にとっては毎日が「山の日」みたいなもの

新しい祝日ができても休日にならない私には、「関係ないや」と思ってしまう
旧盆の混雑が始まったが、いつものようにアルプスの山肌を見ながら今日も出勤です


最後に、私が一番登ってみたい山は北穂高岳、このとっつきの山荘テラスでビールをやってみたい!

 (ここは実際にコーヒーが有名です、画像は 遊覧飛行 で行った時のものです)



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4 コメント

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今こそ行きませんが (店長です。)
2016-08-14 14:52:42
お久しぶりです・・何時も貴殿のブログは拝見しています。
実は遠い昔々!! 私は涸沢と横尾沢の小屋の管理人を数年していました。四季の北、南アルプスの峰々によく通いました。その中では、ほのかな思い出もありますが・・?? 滝谷などは、つらい別れも経験。宝剣のロソーク岩も登りました。今はなんと呼ぶかは知りませんが・・それが今は、飛行機好きで、あちらこちら飛び回っています。もっとも腹がですぎて、ついて行けなくなったのが原因ですが・・周りからは、馬鹿と煙は高いところに上ると言われ続けています。ま~これは、死ぬまで続きそうですがね・・周りは、あきらめていますが・・・
店長さん こんばんは (ノザワヤ)
2016-08-14 22:39:43
コメントでは久しぶりですが、私も店長さんのブログ
興味深く拝見させていただいてます。

先日の北紀行? お一人であの距離を移動されるなんて
店長さん、凄い行動力ですね!


長野県内は盆休みで、キャンピングカーを見かける機会が多くなってます。

そんな時は、思わず 店長さん 方面のナンバーかな? とチェックしてしまいます。


柄沢や横尾沢の小屋って超メジャーな小屋じゃないですか!
そこの管理人さんとは、山に関してはベテランの領域ということ。
滝谷は私が行ってみたい、と書いた北穂高岳にある岩場なんですね。
北穂を見ただけで360°、岩場の連続で砦みたい。

素人には憧れで済ませた方が良い山のようです。
こんにちは (batils)
2016-08-15 09:33:53
海の日があって山の日が無いなんて!という言葉、海無し県である岐阜もあったとかなかったとか。

私も中学の頃に学校登山がありました。
一泊二日で御嶽山に登るというものですが、一日目はふもとの銀河村キャンプ場でキャンプして、朝からアタックという実質日帰り登山でした。
しかし、ちょうどそのとき御嶽山付近を震源とした群発地震が観測されたため大事を取ってキャンセルとなったのでした。

今でも登る山は違っても登山は行っているようです。


自分も上から眺めてみたいけど、再開の目途は今のところ立っておりません…。
batilsさん こんばんは (ノザワヤ)
2016-08-15 23:43:57
長野県が何故に山の日の記念会場に選ばれたのかはわかりませんが
やはり四方八方が山々に囲まれてる海なし県! ということかな。
喜んで良いのか悪いのか(笑

学校登山で検索すると、長野県内の学校関係しかでてこなくて
でも、今後の存続、継続の話題が議論されたりしてるのも事実です。


昔は高校あたりにもワンダーフォーゲル部がありましたが
今ではあまり見かけなくなったような。

それでも「山の日」効果なのか、南アルプスへの登山口がある仕事先の街では
このお盆休み中もリュックを背負った方を以前よりも多く見かけます。
ただ、若い山ガールが少なくなった気がするのは残念です(笑

batilsさんにとって御嶽への登山は特別な意味合いもあると思います。
山が鎮まり、登山が早く再開されるのを私も願ってます。

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