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三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

ノスタルジック な 旅客機

2007年07月10日 | ノスタルジック航空写真館
イギリスの航空博物館で一目惚れした旅客機がある。

一緒に展示されていたコメットなどの機体が霞んでしまった機体。
それは ビーカス・バイカウント の700型。

先の英空軍ヘルメットの紹介時もふれたが、1993年のIAT
(インンター・ナショナル・エア・タトゥー)は初日土曜日の土砂降りの為、
私のカメラバックは底に水が漬いてしまった。
電子式?の新型カメラを持参した仲間は即日カメラが不調になった。

私はアナログのマニュアルカメラだったので航空ショーの最中には
カメラ自体のトラブルにはみまわれずにすんだが、
(湿気でワインダーがフィルムを巻き上げできず、
  無理やり手で巻き上げフィルムを切ってしまった)

航空ショーが終了した翌日、コスフォード英空軍基地に併設された
航空博物館でカメラのシャッターが切れなくなってしまった。

どうしよう・・・ところが手動でフィルムを巻き上げきるとシャッターが切れるのだ。
博物館でカメラを構え、機体を狙い 巻き上げレバーを回すとシャッター音がする。
隣で見学している老夫婦にかなり変な顔をされた(冷汗)。
 変わったカメラを持つ日本人だったのでしょうね。

そんなカメラを騙しだまし撮った写真がこれ。

そして、こいつが バイカウント(VICKERS VISCOUNT) の700型。

最初に目に付いたのが昇降用ドアの形。
潜水艦のような丸型でドアヒンジが無骨に出っ張っている。

主翼から細めに長く伸びたエンジン、機体全体を包む複雑な曲線美。
(上から見ると「つちのこ」似で案外おデブなんだけど機首部がくびれてる)
顔はナポレオン・フィッシュみたい。
ん~っ、 いいな~ こいつ!!


きっとこのブリティッシュ・ヨーロピアン社の1950年代
旧塗装も機体に合っているのでしょうね。

なんともノスタルジックな機体で見ているだけで和んでしまう。

(実機を見たことはないが、バイカウント機は一時全日空でも使われたことが
  あった、その時の機体はリース機を除き800型だったからドアの形も違っている)


(この機体はダックスフォードの博物館で1996年撮影)

このバイカウント機を作りたくて帰国後キットを探したがなかなか見つからない。

イギリスのウェルシュ社というメーカーから1/144のバキュームキット
が発売されているのを何年か後に見つけた。

・・・つづく







コメント (2)
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