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三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

タラの芽 と 竹とんぼ

2019年05月18日 | そら モノ 色々 
長野県と岐阜県の県境に近い山中です

大型連休も終わり、季節は春から初夏に代わる時期

観光客の車も少なくなった国道の路側帯に車を止め
側壁に群生する色とりどりな草花にカメラを向けてみる


花の名前などまったくわかりませんが、ただ綺麗だね~ と思っただけ


すると、ファインダーを横切る見覚えのある影と

突然の独特なローター音が重なる


ここは幹線国道路上、人里から若干離れた山岳地帯とはいえ
通過する車両から丸見えで横切って行ったのは
カマン K-MAX、一人乗りの特殊作業に特化したヘリコプターだ

普段は山深い、今でさえ携帯電波の不感地域のような場所での作業が殆ど
一般の方が目にする機会は本当に稀だ


日本に在籍するのは僅か 3機のみ、運用しているのは アカギヘリコプターさん だけだ
私のこのブログでも、以前に何度か上げているが再会するのは久しぶり


 実は、とある情報にココを訪れたが
 持参したラジオは到着する前からズ~と沈黙のままだった
 もしやハズレ!?  かと思い周辺の風景にカメラを向けていたところだった

  

 
 久しぶりに目にする ロギング作業
 
 目的の機体を確認すると同時に、急にラジオも雑音交じりで賑やか
 まるで今までは夢の中だったような雰囲気


毎回、同じ作業ルートで飛行する機体を撮るのもよいが
コノ場所は以前にも経験済み

チョッと山へ入り土場まで行ってみることに
その為の装備、ヘルメットに作業着、長靴に熊よけの大型の鈴も準備してきた


暫く続く湿気った登りの山道を歩いていても上空が気になる
でも木々に邪魔されエンジン音と機体の一部が時々過ぎていくのみ

三叉路で一瞬迷ったが、過去に間違ったことを思い出し
悪路の山道を選択して前に進むと空が開ける

カーブミラーに映る機影に運動不足の足も早くなる


我が家を出たときは快晴に近い青空だったが
今は青空の欠片も見れない

道は登り坂から、平坦な曲がりくねった道に代わると
道路脇の谷側には気になる細めの木が目立つようなる

前回訪問したのは何年か前の6月だったような
その時はすでに採りごろを大幅に過ぎてはいたが

今なら少しだけ出遅れた程度で、丁度「天ぷら」なら食べ頃だよ 


トゲだらけの枝の先には「タラの芽」が美味そう!(笑)

とは言ってもGW期間中には採り尽されたのだろう
残りは枝を生かすため残された新芽か、近くに見えても手の届かない崖のモノばかり



その横を切り出した木材を降ろした機体が身軽に駆け抜けて行く



もう暫く歩くと枝の向こうに見えた機体に土場は近い





見覚えがある景色が広がってきた
そうだ、以前に来た時はこのアタリから山側の斜面を登って熊笹を掻き分けて~

                             
                                   ~つづく
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我が家上空の爆音を求めて

2019年05月10日 | そら モノ 色々 
信州の我が家上空へも航空自衛隊 浜松基地からT-4練習機が飛来するのだが
最近は天候のためか静かだな~ と思っていたら

なんと、T-4機のエンジンに不具合発生で全機飛行停止中だったとは

そんな中、陸上自衛隊 松本駐屯地の公開に合わせ
事前にヘリでも来ないか耳をすませていた休日の午後

ヘリのエンジン音に慌ててベランダに飛び出すと、ヒューイのシルエットに慌ててシャッターを押した


逆光だったので、一瞬 防災機? と思ったが色目的に自衛隊だろ
突起物はヘリテレカメラの丸いドームだ


遠ざかるシルエットに目立つストロボライトのフラッシュ
それと IRジャマー の金色が目立つ
ヘリテレとジャマー装備の機体は初めて見た

いでたちは駐屯地の公開とは無関係だろうし、山林火災等も聞いていない
南へ向かう機体は明野行きかな? 飛来目的や所属までは不明だった



別の日、屋根に登り中央アルプスの雪具合を見ていると
南から迫ってくる機影を発見

ん~ あれはドクターだな

撮ろうか一瞬迷ったが、指が自然に動いていた(笑)


モニターで確認すると


なんと、佐久病院のロゴ入り JA117Dだった

スキッドのカンジキが目立つが、出動場所によってはまだ必要な信州なんだね
機体は諏訪湖方面へ一直線、あのまま佐久へ直帰かな


4月の末、長野県各地で観測された ハロ? 環水平アーク? を自分も見ることができた


新聞によると、上空に寒冷の空気が入り~ とのことだったが
たいてい翌日は天気が崩れるがこの時は翌日も晴れてくれた

後日知ったが、この日は全国各地でもこの気象現象が見られたようですね



最後は一昨日に超低空で飛来した鉄道関連会社のヘリ

駅が近いとホバリング状態でのフライトもアリな感じ

ギアダウン状態ですが着陸帯や空港があるわけではなく、あくまでパフォーマンス的行動?(笑


連休も終わり、自衛隊練習機も復活かと思ったが
早朝の天候調査機も現れず、もう少し時間がかかりそうだ

昨日は小牧のハークが飛来したが、単機では寂しい限り
以前のようなコンボイでの低空飛来を期待しているが自粛なんてないよね
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撮り集めですが

2019年04月03日 | そら モノ 色々 
アチコチの空港でチョイ撮りしたままだった画像を集めてみました


今回はすべて遠征時ではなく、たまたま通りがかりの撮影
場所は色々なので某所ということで

標準ズームのみで撮影の為、トリミングでやっと見れるものばかり
そのため未公開になっていたもの







これを撮るために自分だけがバスに乗り遅れた収穫品(笑






最近話題の B737 MAX はライオンエア
多くの LCC航空会社 がメンテやフライトのし易さに導入を進める新鋭機種だが
ソフト関連の問題を解決して安全なフライトを取り戻して欲しいものだ


シンガポール航空というと、パンダ顔? 的なたれ目の A350 ばかり眺めていたので
精悍な顔の B787 はスッキリ見える






キャラクター柄の機体 2機だが、ついでの短時間滞在だったので
両側撮れていない中途半端な収穫のみとなり、今でも心残りな・・・





自分には撮れるチャンスがないだろうな~、と思っていた
ATR42-600 コウノトリ柄は、想定外の飛来でラッキーな収穫




下の2機種は過去にも撮影済みだった機体


天気もイマイチ、レンズも短く証拠に近いかな




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海辺のこいつは 3 ~ 風神 !?

2019年03月03日 | そら モノ 色々 
2段になった堤防の一番上にあがり、ジャケットで凌いだ背中の砂や
カメラに付いた飛沫を拭いて撮影続行




ここで初めて気が付いたが、上陸にはマーシャリングされてアプローチしていたんだ




少しアングルを変えて狙ってみる


ヘルメット後ろの ベルクロ に ネームタグ をくっつけてるなんて初めて見た



できるだけ母艦を入れて狙ってみるが、先のヘリは着艦しているような雰囲気








再び休憩に入ったようだが、時間的に昼飯かな
自分もそろそろ撤収を考えていた~

すると何人かのギャラリーが LCAC に近づいていくのが見えた
大丈夫なの? 追い返されるだろうと見ていたら



なんと隊員はギャラリーを LCAC に乗艦させた
エッ、近づいて見られるの? コリャ 自分も

外観を近くで~、のつもりで砂浜を歩いていくが
ホバーに吹き上げられた砂は細かくふんわり状態で積もり、靴が思った以上に沈む

これは想定外、出張用の靴で来てしまったのを後悔したが、今更・・・
LCAC を見たい衝動の方が勝ち、結局 自分も艇に乗るぞ!

 
「滑り止めがある所から上がってください」と隊員の方が親切に案内してくれる





LCAC 上では数名の隊員が安全確保や説明の対応をしてくれている
他の隊員は浜辺で昼飯の準備のようだ



艇上で見つけたロードマスター用だろうヘルメットはヘリ用のもの

ただバイザーのロックボタンが片方しかない、突起はあるからバイザーは収納されていると思われるが
このままでは透明バイザーは自然に下りてしまうよ、普段は常備なのかな
他の画像も拡大してみたが、両方のロックボタンが付いているヘルメットは少なかった
そのアタリは現像中に気が付いたので聞き忘れてしもた


隊員の方に操縦について聞いてみたが
足はラダーペダルで横滑りに対応、左手はスロットルとプロペラピッチを~
まるで飛行機ジャン! 航空機用のヘルメット装備も納得


撮影はできなかったが、艦橋? コッピットのドアをチラッと開けてくれた
上部の操縦席には3~4席が、さらにドアを開けた横の下部には長いすも確認
その上には、ヘルメットがいくつか置かれていた


もう一つ気になっていた事、武装についても聞いてみた

米軍のLCACでは 12.7mm機銃等を装備しているのを見たことがあったが
自衛隊では艇に防弾装備はなく、紛争地域での使用は今のところできないそうだ

中央部の貨物搭載デッキは海水の飛沫でびしょ濡れ状態になる
災害等の集団非難等では、デッキに人員モジュールを搭載しなければという


説明してくれた隊員のパッチを撮らせてもらった、「風人」とは、なるほどのデザインだね


せっかくの昼飯時に、一般ギャラリーの為に居残り
LCAC を公開してくれるなんて本当にありがたい

 昼前に撤収しなくてよかったよ(笑  


堤防まで戻るのも足元が大変だったが、横の艇も確保




堤防横の松林の中では、皆さん一緒に昼食の真っ最中



隊員のみなさんご苦労様、そして ありがとうございました


次に機会があれば陸自車両も使う訓練を見てみたいものだ
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海辺のこいつは 2 ~ 洗礼を受ける

2019年02月28日 | そら モノ 色々 
数分後には再び浮き上がり、地上を滑るように方向転換し海へ戻っていく








その姿は怪獣が海に帰って行く感じで、水しぶきは迫力モン


Marine Traffic の画面では沖合い 5kmあたりには LCAC の母艦がいるはず・・・


陽炎に揺らめいてる艦影確認、望遠で覗くとチヌークヘリらしきシルエットも
Marine Traffic では艦名が表示されなかったが、LCAC のナンバーから「くにさき」だろう
見た目は空母のような輸送艦、「おおすみ型」の3番艦だ


駿河湾上には2艇の LCACが 浮かび上陸と離岸を繰り返す
積み込み訓練と聞いてきたが、積み込み等はなく上陸訓練という感じ



 
  当日の動画です
 
  今沢演習場 LCAC 揚陸訓練 2019 冬



何度も同じパターンで繰り返される揚陸訓練に少々飽きた頃

LCAC が2機(艇)並びです(笑

ここで休憩に入ったのか、隊員も降りているようだ
堤防に戻り、LCACの正面を撮りに移動、規制もなく覗き見可




搭乗員のヘルメットは、ヘリ用の SPH-5 かな
米軍 LCAC の搭乗員と同じだね

スーツもフライト用? 裏がオレンジのMA-1タイプのジャケットだが自衛隊はなんて言ったけ




休憩タイムも終わり、2艇のエンジンがスタートする
今までのアングルと違い、真後ろから海へ戻る姿を狙えそうだ


理論的には地上から浮いているハズ、動きは軽やかだ





プロペラが自分へ向いた次の瞬間~
先ず砂の洗礼を体中で、少し遅れて海水の飛まつ混じりが襲ってくる
慌てて背中でそれをかわす、カメラはジャケットで保護

このあたり予想はしていたが、それまでは何もなかったので油断していた
自己責任だが、もし行かれる方は防水、防塵の準備は必需です

カメラもだが、靴や服装も同様なのを忘れないように

                                              ~つづく
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