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三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

海辺のこいつは~ 空モン? 海モン?

2019年02月25日 | そら モノ 色々 
静岡県内にある東海道線の某駅で降りると

厚木基地の近くでも聞こえていた、航空機のエンジン音に似た騒音が聞こえてきた
プロペラも回っている複合音に、 ~もう始まっていたか! 間に合うかな

駅から 10分ほど歩いて海岸の堤防を登ると

背には雪の少ない富士山が綺麗な姿を


目の前には駿河湾が広がり、海上を進むコイツが水しぶきを上げていた
慌ててカメラを出して狙い撃つ


以前から一度見たかった海上自衛隊の 艦艇? 車両? 
 ん~ どう区別したら良いのかな・・・

LCAC(エルキャック) と呼ばれるエア・クッション型揚陸艇
LCAC は Landing Craft Air Cushion の略

沖を目指す艇に 「もう訓練が終わりかな? 母艦に戻るのかな?」 と考えたが
しばらく進むと、あまり遠くない海上で方向転換しこちらに戻ってくる




急いで砂浜に下り、波打ち際まで接近する


平日なのでギャラリーはそれほど多くないが、しだいに散歩がてらの地元の方も増えてくる
この背部では海釣りをしている方も何人かいて、エンジン音は獲物に影響しないのかな




艇の廻りに吹き上がる水しぶきは凄まじく、カメラのオートフォーカスが迷うこともしばしば






ここは 今沢演習場 と呼ばれる自衛隊の施設
国内では LCAC の揚陸訓練が行える数少ない場所だという


演習場とはいっても金網等の規制線はなく、隊員が演習場の境に立つのみ

しかし当日は朝のうち波浪注意報が出されるほどの強風が吹きすさぶ海岸
ここに立ちッパで警戒するのも大変だ、日射しがあるだけ救いかな

海上は保安庁よりノータムが出され細かく規制、一般船の入域や航行は制限されている


この寒い時期にモノ好きと言われてしまうが
ここは信州と比べると当然温かく、手袋して歩いていると恥ずかしいほど温暖な地
我が家周辺は連日氷点下10度以下がつづいていたから、正直 引っ越したいと思ったほど(爆



確かに浜辺の風は強かった
海辺=寒い と思い厚着をしてきたこともあったが、寒さは感じない
逆に汗かきそうで上着を脱ぎたいが風除けには必需だ




上陸するとエンジンがカットされ艇下のスカート部はペチャンコに


タービンエンジン4基を搭載、排水量 86t  全長 約24m 全幅 約13m 、速力 40~70ノットで走行可能という
輸送艇ということで、乗員5名 搭載能力は 約60t ある

初めて見ることができたが、けっこう大きな音がする
エンジン4基ということは、オライオンやハーキュリー並みだよ(笑

                                             ~つづく
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いつものドクヘリかぁ~

2019年02月04日 | そら モノ 色々 
月末の集金日、いつものように準備をしていると
上空に近づくエンジン音が響いてきた

仕事先付近で低空飛行するのは、県警機かJR東海機とドクターヘリ

 ん~ この音は ドクヘリ、通過じゃないぞ、また降りるかも


「チョッとお腹の具合が~」、バレバレだがロッカー経由で屋上へ


見慣れたドクヘリだったが、スキッドには時期のカンジキ装備か
では、証拠に一枚だけで充分だ

仕事場に戻ろうと、一応画像を確認するために拡大する

 ~実は以前から右目に加齢の障害を抱えていたが
  秋から利き目の左目にも同じ障害が発生、失明は免れたが眼鏡使用でもあまり・・・

  すれ違ってもわからない時があるので、無視しているわけではありませんので
  できましたら声をかけていただけたらありがたいです
  昔は裸眼 2.0 も歳には勝てません~


拡大した画像を見て驚いた エッ! いつもの信大病院機 JA120D ではないよ
機首横の「信大マーク」もないわ

慌てて機体を追ったがすでに着陸寸前、前回と同じ工場の空き地だ



JA116D ってどこかで見た記憶があるような、佐久病院機 の応援ではないような・・・
仕事場に戻ってPCで検索、確か隣のヘリブログ(笑 に載ってたような記憶

 オッ 案の定 愛知医大がベースの機体だ

でも県外機が、こんなローカルな空き地に降りるような事案なんてあるだろうか?
総合病院等へ直接が通常だろうが、ラジオは持参してないのでまったくわからない


 「アッ なんかまたお腹が・・・」


再び屋上に出てみたが機体は後部ドアを開けて待機中

目の前の 中央アルプス も雪が少ないのか、例年は雪に覆われ区別がつかない山荘が見えている
あれは西駒山荘? かな







静かに到着した救急車のおかげでもう少しで撮り損ねるところ

でも機体への搬送は気がつかなかった





外部点検を終えたコーパイが乗り込めば、後は早い



上昇した機体は、アレッ? 何処へ行くの?



 信大病院じゃないのか



機体はだいぶ遠くを北東へ、そちらは諏訪湖だよな

軽飛行機等は諏訪湖付近から通報ポイントの「SHIOJIRITOGE」を通過して松本空港へ向かうが
ドクヘリなら一気に松本地域の病院へ向かうのが普通


遠ざかる機体をレンズで追ったが結局行き先は不明、この JA116D が信大機の整備交代機なのかも不明のままだった


 それにしても前回の近場でのドクヘリ事案も集金日だったが、今回もだよ
 言い方を代えれば、支払日は大きな事故や病気にも気をつけなきゃいけない区切り日ってことかもな
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待合室からスクランブル

2019年01月18日 | そら モノ 色々 
昨年12月のことですが、とある場所の待合室で待機中に入った緊急情報

ゲッ! すぐにでもスクランブルしたい気持ちだったが
ここをなんとか終えねばどうにもならん

思ったよりも短時間で事案は済んだが、会計等でさらに時間を削られる

自宅に戻り機材を積み込み飛び出したが、コリャ高速使った方がイイだろうな

ということで、中央高速を下り
駒ケ岳サービスエリアに新設されていたスマートICから一般道へ
さて目的の場所は~ と思ったところへ追加情報が飛び込んできた

当初の情報を元に検索しておいたが、場所が少々違うようだ
更新情報をタブレットへ飛ばして、ナビしてもらうことに

なんたってマイカーのナビは、頼りないMI(自前知能)のみですから(笑


ナビ通りに走ってきても、それらしきモノはまったく見えない
開通したばかりのバイパスから、農耕地の中を指しているが大丈夫かな???

指定通りに細道を下ると仲間の車を発見! と同時に探していた顔が
batilsさん に久しぶりに会えて ホツ、 情報ありがとう!

目の前に鎮座するのは 四国航空  BELL412EP JA6977

この位置では国道バイパスから見えないわけだ



落ち着いて振り返れば、中央アルプスが目の前
でも、いつも見慣れた山並みとは違い山の名前は・・・ 
空木岳 と 田切岳 かな、案外わからないものだね 

ドン曇りで気温も低め、とにかく寒い

近くの丘には渋柿が とり頃 で生っている、あのまま熟して野鳥の餌かな

干し柿は手間がかかるから、最近は作る家庭も減っている




そんな風景を眺めていたら作業開始、この日は現場からの荷下ろしだという





長いラインを伸ばして、久しぶりに見る金魚のフンだね(笑




現場は天竜川を挟んだ先の山の中、直線距離で1kmほどかな

BELL412EP の吊り上げ能力は 1t あるという



機体と比べると、けっこう大きな梱包だ


開けられたままのサイドドアが寒そうだが、吊り荷の確認には必要なこと




冬場にはけっこう大変な作業だね











3往復の荷下ろしで作業終了、午前には三重で一仕事終えてきたとか




コックピットドアに貼られたエンブレムは、四国航空 60周年の記念ステッカー
2016とあるが、シルエットは歴代機ではなく現用機のみだった




これで名古屋へ戻るとの事で、燃料を補給し
機材を後方キャビンに詰め込めば、さよなら

 ここで四国航空の機材が撮れるとは思わなかった
 駆けつけた同業者は3名、県内組は私のみ(笑
 若い県外組みのフットワークの良さと情報網には脱帽だよ



 思ったよりも短時間でコンプリートしたスクランブル・ミッション
 せっかくココまで来たから、甘いものでも土産にするか
 
  今回は「たまごとミルクのりんごの樹」でフワフワな限定品を
  
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突然ドクヘリが

2018年11月23日 | そら モノ 色々 
集金業務を終えて仕事場に戻る途中、ヘリのエンジン音が近づいてきた

近くを歩いていた2人連れのおばチャンも立ち止まって音の方角を見ている

耳を澄ませると、後方からは遠くサイレンと救急車の音も混じってきた


このエンジン音はドクターヘリに間違いないが、コリャ近くに降りるぞ

仕事場周辺2kmの周囲には、ドクヘリが使うヘリポートは3箇所ほどある
とはいっても仕事中では車を走らせるわけにはいかんし・・・

すると頭上を低空で駆け抜けていくドクヘリ
仕事場に戻らずそのまま屋上へ(爆

ロッカーから常備している300mm装備の予備用一眼を持ち出すのを忘れない(大爆



ヘリは着陸地点の確認かグルグル中




 ~こりゃ2km南のグラウンドだろう、降下気味の機体は建物の陰に消えてしまった


仕事場に戻ったが、そろそろ上がる時間だろうと理由をつけて再び屋上へ
すると建物との隙間から、着陸している機体がみえるではないか



精密機械会社のグラウンドに着陸しているようだが、ここへの着陸を見たのは初めて
患者の到着に時間がかかっているようで、エンジン停止でスタッフも外で待機
遠くの道路を救助工作車も緊急走行しているのが見えたから、救助作業が必要な事案だったかな


見慣れていると思っていた 松本 信州大学ベースの ユーロコプター EC135 だが
この位置から見下ろすと、後部扉は案外下部に見え搬入にはテールが少し邪魔かな





搬入を終えれば周辺の建造物を避けるよう垂直に上昇し、一気に信州大学病院方面へ
車なら1時間以上かかる距離だが、10分弱で到着するのは ドクターヘリならではだ


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我が家の空も賑やか

2018年08月22日 | そら モノ 色々 
ここ1ヶ月半ほど撮影に出かけていない
比較的近い地元の まつもと空港 にさえも

同業仲間からは「体調悪いの?」と声もかけられるが、 ~元気です!



「空港や基地の近くに住む皆さんが羨ましくなる症候群」が重症化してしまいそうだが

先日、我が住処 近くの上空を横田のオスプレイが通過したとかで

二匹目のドジョウを待ち構えるべきカメラを準備したまま家仕事に励む?




羽音が聞こえる度に空を見上げるが、なかなかオスプレイは来ないね(笑



私的には珍しくもなくなったオスプレイだが
自宅上空を飛ぶ機体を撮れたら~、なんて長野県内ではそう体験できるものではない




ある日は、なんだドクターヘリかよ、と思って拡大すると
県外病院の ベル429 だったとは・・・、未撮影機なんだが真下じゃなぁ


またある日には聞きなれない爆音が響いてくる
これは2機だな、最近では聞きなれない轟音
普段の浜松基地 T-4 とは明らかに違う音


太陽が真上では機影が確認できないや
何処だろ? キョロキョロするが~  諦めたころ


再び爆音が響いてきた、今度も複数機に間違いなし

すると見えたのは~

カメラのモニターでは拡大しても、機影がF/A-18 と確認できたのが精一杯で型まではわからない

機首方向は関東方面の東へ向かっているから、行き先は横田か厚木だろう


急いでPCで拡大してみると、電子戦用のG型だとわかった
三沢基地の駐留機か、岩国に艦載機が戻ってきているのでNFか?


それはすぐに判明した
横田基地へ4機の F/A-18G が、自分が撮影してから20分後に横田へ着陸した
機体は三沢へ展開している VAQ-138  イエロージャケッツ

高空とはいえ、駆け抜けていく爆音のハーモニーはオスプレイよりも興奮ものだった(笑



これは今月8日に木曽の大桑村で発生した山林火災に対応する為の最終応援機


先導機はロクマルだったが、少々ブレ気味だったので割愛(笑

晴れてはいても、湿気を多く含んだ夏の空気
切り裂くローターからはベイパー出まくり~、だったけどコマにするとあまり見えませんね



その翌日には、重なるローター音の重音な響きに 何だ??


 なんと4機編隊の陸自チヌークが(画像ではアリのように見えますが・・・)



 いつもよりもかなり高い高度で、雲の為に時々に見えなくなる



 前日の山林火災対応からの帰りかな? と思ったが
 機数が合わないし、松本へ向かうにしては高度も高すぎるような
 方向からすると、相馬へ直帰かな



 数日前には空自のレスキュー UH-60J が低速で南下していく
 空自基地から遠い山岳地域では珍しいと思われがちだが
 バートル時代から北陸等の基地ベースの機体を目撃することは多かった
 


最近は遠征に出かけていないので
仲間から「早くしないと、アレが剥がされちゃうよ!」と堰かされたりする

ミリタリー関係では
先日まで予定していた三沢基地航空祭へは行けないことが決定
新田原も欠席を決めてしまったし


今年の長距離遠征は早くも終了の様相、 ん~これからの遠征はどうなることやら

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