8月末のある日、お隣りブログの batilsさんから電話をもらう
メールではなく電話、それも嬉しそうに興奮した口調で~
直前に彼のブログに上がった、別場所での作業 撮影レポートに
自分も一度見てみたいと思っていた同じ事案
彼は、来られないということで、
コリャなんとしても自分が出かけてレポートせねば!
その翌朝、久しぶりに木曽へ向かって車を走らせる
権兵衛(ごんべえ)トンネル付近では、豚コレラ対策の薬剤液が道路上に垂れ流し散布
アルプスを挟んでの、木曽谷と伊那谷間の防疫対策なんだろう(9/20 現在 終息は見えない)
木曽谷 幹線のR19から脇道の県道に入り、以前に何度か「蚊トンボ的なヘリ」撮影に来た村へ
今回は村内を素通りし、峠を登り切れば そこから先は自分には未開の地
目的地への入り口を右折後は、別荘や樹木が邪魔で
周囲の風景がまったく見えず、ロストポジションしてしまった(汗
最終的にはナビのおかげで目的地の「野麦峠スキー場」へ到着できたが
予定到着時間よりも10分程遅れてしまっていた
車外へ出て耳を澄ますが、ヘリの羽音は聞こえてこない
最後の登り道中に、ローター音が聞こえた気がしたが勘違いだったかな
暫くすると、遠くからエンジン音と共に羽音が響いてきた
見慣れたカラーリングの、新日本ヘリ Bell 412

時期外れの広いスキー場 駐車場 に立つギャラリーは私だけ
乗員達の視線にさらされた気分(笑)だったが、キャビンは2名体制なんだね
飛来してきたコースからすると、作業前の現場確認飛行だったのかな
頭上で向きを変えたので、一瞬 ここに降りる? と思い慌てて逃げた
すると機体は一段上にある空き地 場外へ ~だよね、脅かすなよ

どうも、機体は場外(着陸帯)に着地してない感じで、下面に道具を装着中かな?
場外の周囲も背の高い樹木が茂り、見えるのはダウンウォシュに激しく揺れる枝ばかり
その奥の状況はまったく見えない
暫くして現れたのは、大きなローラーみたいな物体をぶら下げた機体
送電線を鉄塔へ張る為の、ガイドラインとなるナイロンロープが巻かれたボビンだ

この日の作業は、岐阜県高山市から長野県朝日村にある新信濃変電所まで行われている
「飛騨信濃直流幹線延線工事」の一部で、完成した新鉄塔から鉄塔へ送電線を引くための準備作業
先の震災で電気周波数変換を伴う、長期に渡る電力不足が発生した経験から
リスク回避の為、中部電力と東京電力との相互 送電強化工事で超高電圧の送電設備だという
離陸したボビンをぶら下げた機体は、目の前の林の下に消えていってしまった
この場所から見えていた鉄塔よりも手前に、別の鉄塔があるようだ
それも駐車場より低い位置に、おかげで樹木が邪魔してローターの一部しか見えない
その時、頭上から別の重低音が響いてきた

「まつもと空港」から上がったのか、同じ新日本ヘリのピューマだった、行き先が気になるね
手前の鉄塔作業が終わり、2本目の鉄塔作業からは撮影可能(右の既存鉄塔は別物です)

今回の工事で新設された鉄塔の平均的な高さは約50m
画像ではわかり難いですが、鉄塔の上から二段目の右端に作業員が見えます


少しだけ広角で周囲の位置関係がわかるように、右端の低い鉄塔がこの日2番目の作業鉄塔です
500mmレンズとトリミングでヘリは近くに見えますが、実際の作業現場はかなり遠いです
ボビンの取替えの為に戻ってきた機体


縦画像はボビンを取り替えた後のもの
こうやって見ると、ボビンの大きさがわかります
ナイロンワイヤーの先にはバラストがつけられ鉄塔の作業員に届きやすく
戻ってくる機体のワイヤーは 切りっぱなし なのが確認できます
スキー場の駐車場から500mほど下にあるグラウンドへ移動してみました
ここなら周囲の木立が少しだけ低く、作業が見やすくなった気がする



連続画像でワイヤーの延伸状況がわかるだろうか
ヘリによる作業で、細いワイヤーを鉄塔に伸ばした後は
少しずつ地上から伸ばすワイヤーの太さを替え
最終的にアルミコーティングされた送電線が施設されるという
工事完了までには、まだまだ先が長そうだ
何度か繰り返されるこの作業を見送ったが
一番近い現場は、グランドの周囲を歩き回っても、相変わらずまともに見えない

同じような画像の大量生産にも飽きてきたので
肝心の一番近い鉄塔へ行きたい衝動を抑えきれなくなった
Google Mapで当たりをつけ、ヘリが伸ばしたラインを目印に
移動してみたが、周りは森林ばかりで鉄塔が見つからない
いつしかワイヤーも見失い、3km以上も下ってしまっていた
いったい現場は何処なんだろ?
諦め気分と共に、なんとなく小腹も空いてきた
そういえば、スキー場への曲がり角に何軒か蕎麦屋があった
ここ上高地に近い、松本市 奈川地区は「奈川そば」が有名な場所
「奈川そば」は 「投じ蕎麦」とも言われ、独特な食べ方の蕎麦
できたら本場で食べてみたいが、オフシーズンの平日でも営業しているのかな?
蕎麦屋の確認も兼ね、とにかく先のグラウンドまで戻り仕切り直すことに
~つづく
メールではなく電話、それも嬉しそうに興奮した口調で~
直前に彼のブログに上がった、別場所での作業 撮影レポートに
自分も一度見てみたいと思っていた同じ事案
彼は、来られないということで、
コリャなんとしても自分が出かけてレポートせねば!
その翌朝、久しぶりに木曽へ向かって車を走らせる
権兵衛(ごんべえ)トンネル付近では、豚コレラ対策の薬剤液が道路上に垂れ流し散布
アルプスを挟んでの、木曽谷と伊那谷間の防疫対策なんだろう(9/20 現在 終息は見えない)
木曽谷 幹線のR19から脇道の県道に入り、以前に何度か「蚊トンボ的なヘリ」撮影に来た村へ
今回は村内を素通りし、峠を登り切れば そこから先は自分には未開の地
目的地への入り口を右折後は、別荘や樹木が邪魔で
周囲の風景がまったく見えず、ロストポジションしてしまった(汗
最終的にはナビのおかげで目的地の「野麦峠スキー場」へ到着できたが
予定到着時間よりも10分程遅れてしまっていた
車外へ出て耳を澄ますが、ヘリの羽音は聞こえてこない
最後の登り道中に、ローター音が聞こえた気がしたが勘違いだったかな
暫くすると、遠くからエンジン音と共に羽音が響いてきた
見慣れたカラーリングの、新日本ヘリ Bell 412

時期外れの広いスキー場 駐車場 に立つギャラリーは私だけ
乗員達の視線にさらされた気分(笑)だったが、キャビンは2名体制なんだね
飛来してきたコースからすると、作業前の現場確認飛行だったのかな
頭上で向きを変えたので、一瞬 ここに降りる? と思い慌てて逃げた
すると機体は一段上にある空き地 場外へ ~だよね、脅かすなよ

どうも、機体は場外(着陸帯)に着地してない感じで、下面に道具を装着中かな?
場外の周囲も背の高い樹木が茂り、見えるのはダウンウォシュに激しく揺れる枝ばかり
その奥の状況はまったく見えない
暫くして現れたのは、大きなローラーみたいな物体をぶら下げた機体
送電線を鉄塔へ張る為の、ガイドラインとなるナイロンロープが巻かれたボビンだ

この日の作業は、岐阜県高山市から長野県朝日村にある新信濃変電所まで行われている
「飛騨信濃直流幹線延線工事」の一部で、完成した新鉄塔から鉄塔へ送電線を引くための準備作業
先の震災で電気周波数変換を伴う、長期に渡る電力不足が発生した経験から
リスク回避の為、中部電力と東京電力との相互 送電強化工事で超高電圧の送電設備だという
離陸したボビンをぶら下げた機体は、目の前の林の下に消えていってしまった
この場所から見えていた鉄塔よりも手前に、別の鉄塔があるようだ
それも駐車場より低い位置に、おかげで樹木が邪魔してローターの一部しか見えない
その時、頭上から別の重低音が響いてきた

「まつもと空港」から上がったのか、同じ新日本ヘリのピューマだった、行き先が気になるね
手前の鉄塔作業が終わり、2本目の鉄塔作業からは撮影可能(右の既存鉄塔は別物です)

今回の工事で新設された鉄塔の平均的な高さは約50m
画像ではわかり難いですが、鉄塔の上から二段目の右端に作業員が見えます


少しだけ広角で周囲の位置関係がわかるように、右端の低い鉄塔がこの日2番目の作業鉄塔です
500mmレンズとトリミングでヘリは近くに見えますが、実際の作業現場はかなり遠いです
ボビンの取替えの為に戻ってきた機体


縦画像はボビンを取り替えた後のもの
こうやって見ると、ボビンの大きさがわかります
ナイロンワイヤーの先にはバラストがつけられ鉄塔の作業員に届きやすく
戻ってくる機体のワイヤーは 切りっぱなし なのが確認できます
スキー場の駐車場から500mほど下にあるグラウンドへ移動してみました
ここなら周囲の木立が少しだけ低く、作業が見やすくなった気がする



連続画像でワイヤーの延伸状況がわかるだろうか
ヘリによる作業で、細いワイヤーを鉄塔に伸ばした後は
少しずつ地上から伸ばすワイヤーの太さを替え
最終的にアルミコーティングされた送電線が施設されるという
工事完了までには、まだまだ先が長そうだ
何度か繰り返されるこの作業を見送ったが
一番近い現場は、グランドの周囲を歩き回っても、相変わらずまともに見えない

同じような画像の大量生産にも飽きてきたので
肝心の一番近い鉄塔へ行きたい衝動を抑えきれなくなった
Google Mapで当たりをつけ、ヘリが伸ばしたラインを目印に
移動してみたが、周りは森林ばかりで鉄塔が見つからない
いつしかワイヤーも見失い、3km以上も下ってしまっていた
いったい現場は何処なんだろ?
諦め気分と共に、なんとなく小腹も空いてきた
そういえば、スキー場への曲がり角に何軒か蕎麦屋があった
ここ上高地に近い、松本市 奈川地区は「奈川そば」が有名な場所
「奈川そば」は 「投じ蕎麦」とも言われ、独特な食べ方の蕎麦
できたら本場で食べてみたいが、オフシーズンの平日でも営業しているのかな?
蕎麦屋の確認も兼ね、とにかく先のグラウンドまで戻り仕切り直すことに
~つづく